2016年7月27日水曜日

7/24 明治安田生命J2リーグ第25節 VS カマタマーレ讃岐 @ Pikaraスタジアム

第25節
2016年7月24日(日)18:00KO ピカスタ

スタジアムPikaraスタジアム主審上村 篤史
入場者数11,376人副審堀越 雅弘、馬場 規
天候 / 気温 / 湿度曇 / 29.3℃ / 69%第4の審判員松本 大
スターティングメンバー
カマタマーレ讃岐讃岐
 
セレッソ大阪C大阪
 
  • 監督
  • 北野 誠
 
  • 監督
  • 大熊 清
カマタマーレ讃岐讃岐
C大阪セレッソ大阪
今回対戦今季平均
データ項目カマタマーレ讃岐セレッソ大阪カマタマーレ讃岐セレッソ大阪
FK12191314
CK01435
PK0000
シュート825714
警告/退場3/04/01/01/0

<監督・選手コメント>

セレッソ大阪 大熊清監督
カマタマーレ讃岐 北野誠監督

セレッソ大阪 ソウザ選手、丸岡選手、杉本選手、田中選手、玉田選手
カマタマーレ讃岐 清水選手、我那覇選手、馬場選手

中3日連戦での3試合目となる明治安田生命J2リーグ第25節は敵地Pikaraスタジアムでカマタマーレ讃岐と対戦。
讃岐にはホームでも敗れており、さらに前節町田にも敗れているセレッソにとってはどうしても勝利が欲しい試合だったが2-1で完敗。讃岐にシーズンダブルをくらったセレッソは連敗となった。

■メンバー

セレッソのスターティングメンバーは予想通り前節と全く同じ。というよりもこの中3日での3連戦を全て同じ先発メンバーを起用。ちなみにJ2の22クラブ中この夏場の中3日3連戦で全て同じ先発メンバーを採用したのはセレッソのみです。
ただベンチは少し入れ替わっており、田代が外れ茂庭がベンチ入りしています。

一方の讃岐は、前節に引き続き3バック(5バック)を採用。この3連戦をメンバーを入れ萎えながら戦っている讃岐の前節は、けが人の影響もあって選手をやりくりしている中でやむを得なく3バックにしたのかと思われましたが、CBで起用されることの多い選手が戻ってきた中でも本来はFWの我那覇をCB起用。さらに今節はこちらも本職はFWのアランも最終ラインに入っていたので3バックはエブソンとFW2人というとんでもないメンバー構成となっている。

■讃岐の5バックとセレッソ

讃岐は4-1-4-1ではなく2試合続けて5バックを採用してきました。
5-3-2でセット
讃岐の守備は5-3-2でセット。ボールの状況や深くまで攻め込んだ後は2トップでCBやボランチにぽレッシャーをかけにいく事もありますが、基本的にはセットしてラインも比較的深くまで落とす。
5-3-2だと中盤が3枚となりピッチの横幅を3人で守る事はほぼ不可能ですから、例えば前線をワントップにした5-4-1にするという選択肢もあったのでしょうが、2トップを選択。2トップにした理由は大きく分けて2つ考えられ、その1つは守備で2トップにすることによりボールをサイドに限定しやすいという事があったのだと思われます。
なので讃岐は2トップをスタートとする守備で中央を締めながらサイドを限定して限定したサイドにボールを持って行かせるようにしていました。
また前線の2トップは自分のラインをボールに越えられるとボールサイドのFW1枚が中盤のラインまで下がってセレッソのボランチを捕まえる役割を与えられている様子が見受けられた。
讃岐はこのライン間を守備の時に移動させるやり方は頻繁に使います。
サイドを限定した後
2トップによりサイドを限定させそこにボールを出させると中盤がスライド、そこで人数をかけてボールを奪いたい。攻撃を停滞させたいと狙っています。
この状況になるとセレッソとしてはサイドを変えたい所。ボランチやSBに一発でサイドを変えるキックが出来る選手を置いているので十分それは可能です。
しかし讃岐はセレッソのその狙いに対して、まず5バックのボールと逆サイドのWBは大外で待機。他の選手がボールサイドにスライドするなか、1枚を逆サイドに残す事でサイドチェンジのパスが出た時に素早く反応ができ、またインターセプトからのカウンターを狙っています。
この形でサイドチェンジの出し先をカバーすると、今度は出し手の方。SBにプレッシャーをかける方法は先ほど書いたボールサイドを限定してのスライド、そしてもう1つのサイドチェンジの起点となるボランチにはFWが1人中盤のラインに入る事で、サイドチェンジのパスを狙う山口やソウザをフリーにさせない仕組みを作っていました。
セレッソは序盤からサイドチェンジを使いたいが讃岐に使わせてもらえなかったのはこの讃岐の守備によるものが大きくありました。

またボールサイドに選手を固めての守備は基本的には撤退してスペースを消して人数をかけて守る考え方。その中でも3バックのセンターにいるエブソンはほぼリカルド・サントスにつきっぱなし。エブソンは身体能力は高いものの、不必要に喰い付いたり隙も作る選手ですが、中央でマンマーク気味に捕まえさせる事でその弱点を表面化させないようにし、3バックの両サイドに入るアランと我那覇がそのカバーに入る形を作ってきていました。

セレッソはこの讃岐の守備の前に攻撃はいつも以上にスピードを落とされてしまい、ただボールをゆっくり動かすのみ。丸岡もスペースを消されてしまっている中で動き出す事ができずリカルド・サントスと共に存在感をなくしていきます。
またそこに追い打ちをかけたのが連戦を同じ先発メンバーで戦っている事からくるコンディションの悪さ。攻撃のスピードは落とされてしまっているので何とかスピードアップしたパスを出そうとするも、ここの判断の中で行われるパスはミスが生まれ、またコンディションの悪さからそのカバーもできずという事で、ソウザや田中裕介が強引にロングシュート、ミドルシュートを放つぐらいで全く何もさせてもらえない展開となります。
SBの裏を狙う攻撃
そして一方讃岐の攻撃はSBの裏のスペースを徹底して狙う形。
ここの狙いはWBが縦にというよりもWBでSBを釣ってその空いたスペースに2トップを走りこませるという形。そこで起点を作るとインサイドハーフやWBが後ろから出てきてという形で絡んできます。
これはシステムは異なりましたが基本的な狙いとそのやり方については前回対戦時にやってきた形と同じ考え方。しかしセレッソはこれに対して時に何かを用意していた様子は伺えず、また特に立ち上がり直後は前節の町田戦で敗れていた事も影響してか、高い位置からボールを奪いに行こうということをチームで考えていた様で両SHが3CBの両サイドに果敢にプレッシャーをかけにいく場面が見られますが、そうなるとWBはSBが前に出て捕まえに行かざるをえないが、出て行くとSBの裏を空けてしまうという芋づる式の厳しい状態に。
そしてボールを納められると、SBの裏を狙われてそこにCBが出て対応せざるを得なくなっている分中央人はCBと逆サイドのSBの2枚で対応しないといけなくなっており、何とか山口やソウザが戻ってカバーしますが、出てくるインサイドハーフと2トップのポジショニングでミスマッチの状況をつくられてしまっていた。

最初の失点は杉本がボールを奪われた瞬間に少し足が止まってしまっていた事がきっかけで、7分に仲間からの一発の裏へのパスで木島徹也に抜けだされたという形でコンディションの悪さも見られる形だったが、SBが引っ張りだされてスペースがある状態でCBとFWが1対1の状況を作られておりそれに対して何か守備で制限なり対応方法があったわけではなかったので、コンディションだけの問題では無かった。

そして2失点目となった41分の馬場のゴールはもっとわかりやすい形。
使われたのは丸橋の裏のスペースで、丸橋が引っ張りだされた裏に渡邉大剛に飛び出され折り返しを馬場に決められています。
どうやらこの讃岐の狙いを選手がピッチの中で判断してそして解決しなければいけなかったようですが、相手が意図して狙ってきている構造的な問題点を、何の準備もなく送り出されたピッチ内の選手に丸投げされてもちょっと難しいと思われます。

■人を入れ替えるセレッソ

後半開始〜
後半開始からセレッソは丸岡に代えて山村を投入。ソウザがボランチに入ります。
丸岡に何をさせたいのかがよくわからないちょっとかわいそうな交代でした。

前半からミドルシュートを連発していたソウザが少し前にポジションを取る事になり、また山口や山村も2点ビハインドという事で高めのポジションを取る場面が増えますが、最終ラインに対して何か出来る選手ではないので引いて守る讃岐のブロックを崩す様な場面はなかなか見られません。
セレッソが前がかりになっている分讃岐のブロックは少し下がってはいましたが、前半同様のカウンターを狙う姿勢は見せており、基本的には両チーム共に前半と同じやり方をとっていました。
66分〜
そこでセレッソは66分に清原に代えて玉田を投入。
玉田はDFラインの前でボールを受けてスルーパスを狙ったり、ドリブルを仕掛けたりしてようやく讃岐の最終ラインに対してプレー出来るようになります。
ただ、リカルド・サントスがエブソンに捕まったままでそれに対してアクションを起こせず、またリカルド・サントスが中で捕まっているという事はそこで相手を1枚止めている事でもあるのですが、回りの選手がそれを活かした様なプレーを見せることもないのでどうしても攻撃が遅く、かつ動き出す人数も少なくなるので崩すまでは至らない。
中央を固める
そして玉田が右SHに入った事でどんどん中に向かってしかける、それに対して杉本も中へとなっていくので、セレッソの選手でサイドにいるのはSBのみという状況に。しかし中に中にという小攻撃は、讃岐も中央に絞って守るだけで良いという事で中央を固める。
ただ玉田が最終ラインに向かってプレーすることで讃岐のブロックはかなり下る事になっていました。

77分にソウザが決めたゴールも、玉田がドリブルで右サイドから中央に進出してスルーパス。
そこからスクランブルが生まれた所をソウザが決めるという形で、玉田が中央にドリブルした時点で2列目はペナルティエリアのスグ外、最終ラインは既にペナルティエリア内。あそこまで下がってしまうとスクランブルがスグにピンチに直結してしまい、そこをソウザがねじ込んだ形です。

その後も攻め立てるセレッソ。しかし引いて守る讃岐に対してガードの上からの攻撃しかできていないのでチャンスはなかなか作れない。
86分〜
78分に讃岐は木島徹也に代えて森川をそのまのポジションで投入
86分にセレッソは澤上を投入。ここまで引っ張ったのは前節の事があったからかもしれません。ただ今回下げたのは丸橋。
布陣をどうするのかと思ってみていたらなんとそのまま丸橋のポジションでの起用でした。
これでセレッソは終盤にかなり前がかりになるも、終盤には田中が前に上がってFWの澤上がクロスを入れるという不思議な交代も見らます。
最終メンバー
讃岐は藤田、岡村とまだ守備が計算できる2選手をいれ、最後のスクランブルも守りきり2-1で試合終了。讃岐が狙い通りの形で完勝となりました。

■その他

後半は一見持ち直した様に見えるかもしれませんが、試合を通じてまさに完敗でした。
セレッソは今のままだとこれ以上は望めません、
選手はよく頑張ったと思います。
田中裕介や丸橋がイエローカードを受け次節出場停止となり、そのイエローカードは勿体無く見えますが、戻る場所も無く、例えば攻め上がりをしなければ守れるかという事でもないので、どうしてもああいう場面でファールをしてしまったり、ストレスを感じながら戦う事になってしまうんですよね。
この試合に限らずですが、こうなることは想像出来たこととはいえ、やはりなかなかに厳しい。




4 件のコメント :

  1. 分析ありがとうございます。
    相変わらずのサッカーを見せていただきましたね。

    週明けのニュースを聞いて、FC東京や千葉を羨ましく思ったのは私だけではないでしょうが、現実的に考えて、セレッソのフロントが監督交代を決断するとすれば、よほど負けが混んでくるような展開にならない限り無いのでしょうかね?
    まあこのメンバーだと、なんだかんだで勝ててしまう試合も多いでしょうから、その可能性も低いですが。

    私としては、自動昇格のために、今決断していただきたいのですが、、、
    フロントにしっかりと試合内容を把握する能力があれば、その決断にいたってもおかしくないんですけどね。

    とりあえずしばらくは、柿谷とベサの個人技炸裂に期待をして観戦してまいります。

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    返信
    1. コメントありがとうございます。
      返事が遅くなってしまいました。
      監督解任はここまでで行っていないということは、おそらく6位ぐらいにまで順位が落ちるか、もしくは大きなトラブルがない限り無いのででしょう。

      削除
  2. 昨年と今年では、全然違うサッカーをやって
    いますが、やはりクラブとしてのベースとなる戦術を持つようにした方がいいと思うんですが、それができないクラブ内の事情があるんでしょうか?
    それとも経営者がサッカーについてのビジョンを持ち合わせてないんでしょうか?

    返信削除
    返信
    1. コメントありがとうございます。
      返信が遅くなてしまいました。
      ベースとなる戦術をとの事ですが、実際問題ベースとなる戦術まで持っているチームは極わずかですからね。
      そもそも毎回監督を選ぶ基準も曖昧で、しかも今の監督を選ぶぐらいなんでクラブとしてのビジョンは持ち合わせてないに近いのかもしれません。

      削除

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