2016年7月16日 18時00分:正田醤油スタジアム群馬
予想スタメン |
シーズンの折り返しから2試合目の明治安田生命J2リーグ第23節はアウェイ正田醤油スタジアム群馬でザスパクサツ群馬との対戦。
ザスパクサツ群馬は現在勝ち点19の21位です。
■前回の対戦
前回の対戦は3/12の第3節。ホームキンチョウスタジアムで対戦し柿谷の芸術的なヒールシュートで1-0で勝利しています。当時の群馬は開幕2連勝、そして開幕戦の大勝で首位。4-4-2の2トップに身体能力に優れる常盤と高さの小牟田を入れ、開幕戦で爆発したルーキー瀬川が右SHに入っていました。
試合展開はそれまでカミカゼアタック気味にプレスと小牟田へのロングボールでそこまでの2試合を戦っていた群馬がセレッソ相手という事でかカミカゼプレスを封印。ブロックを作って守備をしてきます。
しかし4-4-2のブロックが全く機能せず、1列目は簡単に突破され、2列目は食いつきで簡単にボールを運べる状態に。しかしそんな中でもセレッソの攻撃は全く整備されていない放置状態でしたのでセットプレーで得点出来ない限りは動かないという状態。
しかし後半に入るともう1つの得点パターン柿谷の個人技爆発でゴール。
その後捨て身の反撃にでた群馬に攻められる場面が増え、終盤にはソウザに代えて中澤を投入。小牟田の高さ対策という面もあったのでしょうが、ボランチを減らしてCBを入れるという謎の守備固めで安定感は無いまま何とか逃げ切りに成功しています。
■現在のザスパクサツ群馬
セレッソに3節で敗れて以来10試合勝利から見放され、その後横浜、北九州に勝利したものの現在5試合勝利なしとなっている群馬。しかしこの勝利のない5試合は4分1敗と一時期よりも状態は良くなっています。
最近の試合を見ると、システムは同じ4-4-2を継続していますが若干配置が変わっています。
シーズン序盤は右SHに入っていた瀬川はFWで常盤と2トップに。
小牟田の高さは貴重な戦力ですが、機動力のある組み合わせがメインになっています。
3節の時点でも好調だった大卒ルーキーの瀬川ですが、今ではすっかりチームの得点源に。明治大学では通算6ゴールなので半年で大学時代のゴール数に並んだ形になっています。
今も左SHを務める高橋駿太と共にチーム内得点王。またアシストも5と完全にチームの主力選手です。ただ勢い任せのプレーも多く、いい方向にでれば思い切りの良いプレーとなりますが、空回りしている事も多い選手です。
瀬川が前にでた事で右SHに入るようになったのは流経大からのルーキー山岸。流経大なので昨シーズンブレイクした江坂の後輩です。瀬川よりもプレーメーカー的な選手ですがわりと高さもあります。
ボランチは前回は松下と舩津のコンビでしたが、最近松下とコンビを組んでいるのは駒沢大からのルーキー中村。運動量のある選手で、普段は松下のサポート的な役割を務めている事が多い選手ですが、長いボールもけれるとの事。ちなみに今節は松下が出場停止となります。
最終ラインでは、左SBに入る高瀬はチーム内アシスト王。大宮からの期限付き移籍中ですがその左足はセットプレーのキッカーとしても活躍しています。
そして右SBには元セレッソの舩津が入っています。
この両SBはアップダウンができて前に出て行きたい選手なのでSBが上がっていく回数も比較的多くなっています。
CBには坪内を軸に乾、ワイルドな風貌の川岸がポジションを争っていましたが、前節の京都戦ではこの夏に長野から獲得したパク・ゴンが期限付き加入後初の出場となっています。
戦い方としてはカミカゼプレスの他に前回対戦時は全くだったブロックを作っての守備にかなり取り組んでいる様子。
今季コーチとして加入した元長野監督の衛藤氏を中心にコンパクトな布陣からのショートカウンターという戦い方を見せるようになっており、それゆえに機動力のある2トップが起用されるようになったという流れです。
ただ、中盤の喰いつきグセは治っていないので時々そのコンパクトな布陣が保ちきれない場面も試合中に何度か起こっておりピンチを招いています。攻略のポイントとしてはやはりそのコンパクトを崩す事。幅を使ってボランチを動かす事ができればかなりの確率で隙ができるのでそこを狙って崩す事は十分可能です。
■プレビュー
セレッソの布陣ですが、今週はブルーノ・メネゲウが抜けたトップ下のポジションを澤上、玉田、丸岡とテストしていた様子。ただ、セレッソの戦い方にはチームとしてルールがあるわけではなくただ選手を並べるだけに等しい自主性という丸投げなので攻撃や守備でのポジションがハッキリしない澤上は戸惑いを見せていたとの事で、丸岡がトップデビュー即先発の可能性が高そう。ただ、トップデビュー即先発となると負担も大きくなってしまうので経験のある玉田の可能性もある。一方の群馬はボランチの松下が出場停止。普段は右SHの山岸は流経大時代はボランチも務めていたので山岸がボランチに。右SHには昨年ホームでの対戦時には2ゴールを決められている小林竜樹が入りそうです。
試合のポイントは群馬の布陣を広げる事が出来るかどうか。
丸岡が先発となればフリーランニングで相手を動かす事ができるのでチャンスは作れるはず。
清原を軸にボールを動かしながらチャンスをアタッキングサードでスペースを作りたいところ。
そこから先は再現性のある攻撃はありませんが、群馬は今シーズン逆転勝ちは1つも無いので、流れの中で取れなくてもセットプレーでも良いのでどうしても先制したいところです。
いつも楽しみに拝見してます。
返信削除段々とプレビューにも毒が多く吐かれるようになってきたなぁ、と感じています(笑)
批判じゃないですよ。激しく同意です。
試合後のレビューも楽しみに待ってます。
コメントありがとうございます。
削除そうですか(笑)
これまでなぜかというのを何度も書いたからちょっと突っ込んで書いただけなんですけど、
なかなか難しいですね(笑)