第3節は、リーグ戦としては2009年、公式戦としては2011年の天皇杯以来の対戦となるファジアーノ岡山とアウェイでの対戦。
チケットは全席完売となったそうです。
予想スタメン |
■ファジアーノ岡山
今シーズンの岡山は、CBの後藤、シャドーの石原、FWの荒田と昨シーズンの主力クラス3人が昇格した松本山雅に移籍、また大宮からローン加入していた上田と清水も大宮に復帰しましたが(上田は復帰後磐田に移籍)、CBに岩政とWBに加地という元日本代表の2人、さらに浦和からローンでU-22代表の矢島を獲得(この試合は代表招集の為不在)。とかなりの入れ替わりがありました。
また監督も、5年間務めた影山氏から長澤氏に交代。
しかし長澤氏は昨シーズンもコーチを務めていたので継続路線。長澤氏は岡山のコーチになる前は磐田のコーチで、森下氏の解任後、関塚氏が就任するまでの間で代行監督も務めていますが、セレッソは関塚氏の就任初戦で対戦していますので監督としての対戦はありません。
システムは昨年同様3-4-2-1。
開幕から2連勝中の内容を見てみると、守り方としては5-4-1になるのですが1トップの押谷や2シャドーの片山・伊藤の守備意識が高く伊藤は大分時代ボランチでやっていただけあってプレスバックも何度も繰り返す事ができるようです。
しかしそれは時に深追いし過ぎの部分もあって、ボールを奪ってからの時も含めて必要な時に必要なポジションに選手がいないという事も時々見受けられます。
またボランチも相手選手に喰い付き気味で、千明と愛媛から加入した渡邉はボールを奪う力も高いようですが比較的簡単にポジションから出て来ます。
しかしそれでも未だリーグ戦無失点と安定した守備ができているのはそのできたスペースを使われても後ろの5バックの選手が前に出て来て埋める形になっているからだと思われます。最終ラインに5人いるので1人前に出て来ても4人で十分カバーすることができるという計算なんでしょう。
一方攻撃は縦に速く攻める形がメイン。
3-4-2-1なのでミスマッチを使う方法をやらないわけではないのですが、セットしてからの攻撃はあまり効果的に使う事ができておらず、チャンスになるのは1トップ2シャドーが相手陣内のスペースを縦に速く使うことができた場合という印象です。
ですから1トップ2シャドーが守備をしてそこからショートカウンターというのが最も気をつけなければいけない形でしょう。
またもう1つ忘れてはいけないのが片山のロングスロー。スピードも距離もかなりのものなので個人的にはロングスロー四天王の内の1人だと思っています。
今年は高さがある岩政がいるので、大きな武器になるかもしれません。
■プレビュー
セレッソはようやくカカウも戻り、パブロの出場停止も開けたので前線にフォルラン・玉田・カカウ・パブロ・関口の5人が揃う事になりました。そして関口はインサイドハーフもやりますので同じポジションの長谷川も含めた6人がいる事になりますが、ポジションは4つしかありません。
この6人は全員がファーストチームに入っているので、どういう組み合わせになるのかはまだアウトゥオリのバランス感覚が把握できてない今ハッキリ言ってわかりません。
なので予想は最もアグレッシブな、レヴィクルピならやるかもしれないという形にあえてしました(笑)。通常ならインサイドハーフに長谷川、攻撃的だとしても関口だと思います。だた、大宮戦の後半にボックスの4-4-2っぽい形をやっているので無いことはないかなと(笑)。
一方の岡山は、3バックの右で開幕スタメンを勝ち取ったセレッソU-18出身で扇原・永井と同期の篠原はその開幕戦でケガをし2〜4週の離脱というリリースが出たので残念ながら同期対決はおあずけ。なのでセレッソU-18出身者は左WBに入る田所1人だけの大分戦と同じ形になるのではないでしょうか。
セレッソのポイントとしては攻撃の時に後ろに人数をかけすぎずに縦パスを入れていく事。
岡山は1トップ2シャドー、1トップだけだと2CB+山口になると多すぎる、1トップ2シャドーの3人まで来ると2CB+山口になっても同数です。
山口と扇原でここを外して千明と渡邉のボランチを動かせば岡山を崩すチャンスは十分つくれると思います。
J2昇格初年度で岡山がまだ4-4-2だった2009年、1回目の対戦はホーム長居でカイオ・乾・香川×2で4-1、2回目の対戦となったアウェイは最初の柿谷曜一朗ラストマッチで柿谷の2ゴールで2-0、3回目もアウェイで香川・黒木・乾のゴールで3-1と3戦全勝。
そして2011年の天皇杯、この年にはすでに3-4-2-1になっていましたが、播戸×2・杉本のゴールで3-0。
過去4試合を戦って一度も負けたことがありません
しかしこの4試合はいずれもかなり前の事で、岡山はこの時から比べるとチームとして着実に積み重ねて、戦力的にもかなりの力をつけています。
ただ、岡山とは去年も今年も宮崎で練習試合を戦っているので選手もそれを十分理解しているはずです。
特に今年の試合は2-1で勝利していますが内容はかなり岡山ペースだった模様。
なので油断すること無く、相手を見ながらしっかりとした内容で勝ち点3を持って帰ってきてくれる事を期待しましょう。
0 件のコメント :
コメントを投稿