2015年3月27日金曜日

明治安田生命J2リーグ 第4節 vs 横浜FC プレビュー

2015年3月29日 16時00分:ヤンマースタジアム長居

今節は今シーズン初めて国際Aマッチデーウイークに開催されるリーグ戦となるホームヤンマースタジアム長居での横浜FC戦。J2に中断期間はありません。
予想スタメン


■横浜FC
昨シーズンはシーズン序盤の連敗が響き最後までプレーオフ争いに加わる事無く11位に終わった横浜FC。
監督を山口素弘氏からスロベニア人のミロシュ・ルス氏に代え、期限付き移籍していた選手を戻しての今シーズンとなっています。
ミロシュ・ルス監督は1997年にJFLで戦っていたブランメル仙台(現ベガルタ仙台)のGKコーチとして来日。さらに10節のブランコ・エルスナー監督辞任後には監督に昇格し残り試合を戦っています。また当時はナビスコカップに準会員資格を持つJFLのチームも参加していましたので、この97年にブランメル仙台もナビスコカップを戦っていますが、セレッソとは別のグループだったので対戦はありません。
その後スロベニア代表のアンダーカテゴリーのコーチ・監督や、FCザグレブ・スロベニア国内クラブの監督を経て17年ぶりの来日だそうです。

前節の岡山に続き、横浜FCとも宮崎キャンプで対戦しています。
そのときは大久保のワントップ+トップ下に寺田が入る4-2-3-1でしたが、開幕戦から採用しているのは4-4-2。
1節・2節はカズと大久保の2トップ。前節は大久保と昨シーズンチーム内得点王の黒津との2トップで、勝ち・分け・勝ちの2勝1分。
対戦相手が、群馬・栃木・金沢の昨シーズン18位・12位・昇格組のチームと恵まれていたとはいえ、そこできっちり結果を残して現在得失点差のみの3位となっています。
4-4-2になるということは中盤が5人から4人と1人少なくなるので、ワントップだった寺田がボランチに入って松下が右SHに、そして左SHにはジュニアユースから横浜FCの小野瀬。
最終ラインはキャンプでCBの座を競い合っていたフェリペとパク・テホンの勝負はパク・テホンに軍配が上がったらしく野上と組み、SBは右に市村、左に中島で固定されています。
4-4-2にした最大の狙いはおそらく大久保の近くでプレーする選手を置きたかったことなんだとうと思います。

これまでの3試合を見ると、攻撃では早めに大久保に当てるという事もやりますが基本的にはポゼッション志向。SBが攻撃の起点になっている事が多く、上手く言っているときはサイドを変えながらボールを持って縦パスのタイミングを狙う、またはDFの裏を狙うという形になっています。
上手く横幅を使えているときはボールを持ってペースを握れていますが、速く攻めたほうが効果的なときも余計な一手間をかけて出しどころがなくなったりする場面もあり、この辺はチーム改善中という事なのでしょう。
またボールを持ちたがる割には圧力に弱いところもあります。

守備は4-2-3-1の時から4-4-2でセットしていたので変わらず。
一応セットしますが、前に入ってきた選手にガンガン引っ張られるのでゾーン風のマンツーマン。攻撃の時もそうなんですが4-4-2とはいえ2トップの大久保じゃない方の1人(カズ・黒津)は頻繁に中盤に下がってきます。そして1stディフェンダーがボケて簡単に押し込まれてしまう場面もあります。

CKの守備はマンツーマンにニアポスト1人、ストーン1人、ファー1人。で全員が引いてきます。ニアポストに入るのはおそらくSBで、ストーンが大久保、ファーが2トップのもう片方という感じか。

■プレビュー
代表選出のキム・ジンヒョンと山口蛍が不在となるセレッソはGKに丹野、ボランチは長谷川を扇原と組ませてでダブルボランチを継続するか。
アンカーに安藤を入れないとなると前線はおそらく岡山戦同様のフォルラン・玉田・カカウ・パブロが並び、パブロとカカウが基本2列目扱いで守備に入る形になるでしょう。

一方の横浜はルス監督はほとんどスタメンをいじらないタイプの様ですから、前節金沢に勝ったそのままで2トップも大久保と黒津でカズはベンチスタートになりそう。

横浜はセレッソ相手でもボールを持とうとしてくるのかどうかというところが注目点で、もしボールを持ってくるとセレッソのSBとボランチがどれだけ高い位置でプレッシャーをかけに行けるかがポイントになりそうです。
また引いてくるとなるとおそらく押しこむ事はできるでしょうから、人数をかけて守る相手をスペースが無い中でどうやって崩すかに注目ですが、CBのパク・テホンはポジショニングミスや遅れて手が出てしまうプレーもあるのでそのFKから決めてしまいたい。
ホームではきっちり勝ち点3を取ってもらいましょう。

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