2015年4月21日火曜日

4/19 明治安田生命J2リーグ第8節 VS ザスパクサツ群馬 @ ヤンマースタジアム長居

セレッソ大阪11前半12ザスパクサツ群馬
0後半1
延長前半
延長後半
PK戦
スターティングメンバー
セレッソ大阪ザスパクサツ群馬
選手名番号位置シュートシュート位置番号選手名
キム ジンヒョン21GK00GK23富居 大樹
染谷 悠太3DF00DF16久富 良輔
丸橋 祐介14DF10DF5乾 大知
山下 達也23DF10DF3青木 良太
椋原 健太30DF00DF29川島 將
扇原 貴宏2MF12MF36永井 雄一郎
長谷川 アーリアジャスール5MF01MF8アクレイソン
山口 蛍6MF10MF30松下 裕樹
パブロ7FW01MF26江坂 任
フォルラン10FW53MF6小林 竜樹
玉田 圭司20FW10FW18野崎 桂太
丹野 研太27GKGK22北 一真
池田 樹雷人37DFDF4小柳 達司
楠神 順平11MFDF33小林 亮
安藤 淳16MFMF19黄 誠秀
酒本 憲幸17MF00MF15吉濱 遼平
橋本 英郎31MF01MF11オリベイラ
関口 訓充32MF10FW20小牟田 洋佑
11シュート8
8GK19
7CK6
7直接FK7
0間接FK2
0オフサイド2
0PK0
セレッソ大阪ザスパクサツ群馬
フォルラン(2')得点小林(28')
小林(84')
椋原→酒本(HT46')
パブロ→関口(HT46')
長谷川→橋本(64')
交代永井→吉濱(67')
野崎→小牟田(77')
江坂→オリベイラ(81')
長谷川(50')警告
退場

<監督・選手コメント>

セレッソ大阪 パウロ・アウトゥオリ監督
セレッソ大阪 酒本選手、山口選手、関口選手、丸橋選手、キム・ジンヒョン選手、山下選手、染谷選手
ザスパクサツ群馬 服部監督、青木選手、小林竜樹選手、川島選手、乾選手



ホーム2連戦の2試合目となるヤンマースタジアム長居でのザスパクサツ群馬戦。
対戦は2009年11月8日の昇格決定試合以来となります。

セレッソのメンバーはカカウが臀部の違和感で別メニュー調整となっていましたので、フォルランと玉田の2トップでトップ下にパブロがいる4-3-1-2。先週から玉田とカカウが入れ替わった形です。また茂庭が内転筋を痛め離脱となった為にベンチには池田がルーキーとしては西本に次いで2人目のベンチ入りとなっています。
このセレッソの4-3-1-2は先週と同じ形で、先週もそのように書いたつもりだったんですが、その前の岐阜戦・千葉戦は4-3-3だったので形が違います。横浜戦・岡山戦はフォルラン・カカウ・玉田・パブロの4-2-1-3でしたからこれとの違いはわかりやすかったかもしれませんが(僕もこの4-2-1-3の事を4-2-4って言ってしまうからごっちゃになってしまうのかもしれません)、岐阜戦・千葉戦で使ったのは3トップの4-3-3で、金沢戦・群馬戦で使ったのは3センターの前にパブロがいる4-3-1-2。大宮戦でキックオフ直後の形と同じです。
もしかしたらほとんど人数配分もかわらないしフォーメーションなんてあまり意味がないと思われるかもしれないですが、わざわざこの2つを違う書き方にしているのは役割が異なる選手がいるからです。

一方の群馬は前節から始めた4-2-3-1を継続。右SHは前節は前半に退場者を出して1人少なくなってしまったのでそこで下がってしまった元浦和・清水・横浜の永井が入っています。
同じ4-2-3-1の継続とはいえ前節から変えてきたのが2つ。1人は退場になったCBのポジションですが、ここはこれまで数多く試合にでていた小柳ではなくて高さのある乾を起用。そしてもう1人は左SBにここまで全試合で先発してきた小林亮ではなくJリーグ初出場となる川島を起用。
この選手は昨シーズンはJFL栃木ウーヴァでプレーしており大卒新人ながら25試合に出場。今年は練習生として群馬に合流し開幕直前の3/4にアマチュア契約として加入が発表されています。なので僕は全くの初見でしたしロングスローがあることも知りませんでした。
おそらくチームもそうだったんじゃないかなと思います。やはりいろいろ仕掛けてこられるものです。
永井は昨シーズン1999年ナイジェリアワールドユースで準優勝した時のチームメイトだった元京都の辻本が監督を務めるアルテリーヴォ和歌山でプレーしましたが、今年はそのワールドユースの準決勝で同じ14番を背負って対戦したフォルランと対戦する事になりました。
フォルランにとっては、横浜FCのGK南に次いで今シーズン2人目となるワールドユース組との対戦です。
【フルマッチ】日本vsウルグアイ 1999ワールドユース 準決勝

■試合展開
今回は先に試合展開をまとめます。
まず前半早々の2分に山下の対角フィードをフォルランが頭でスラし、右SBの裏に走る玉田に。それを玉田がコントロースを少しミスしてしまいますがなんとか粘ってフォルランに返したボールを角度のないところからきっちり決めて先制します。
対角の長いボールに対しての群馬の対応はお粗末でした。そして玉田はがもつれてしまったのは単純にコントロールミスなのでちょっと残念な感じでしたがなんとか粘ってフォルランに出せたのはことができました。

今シーズン初の前半の得点で、それもエースストライカーのフォルランが決めたゴールだったのでこのまま乗っていくかと思われましたが、徐々に群馬にボールを持たれる時間が増えて行き、そしてセカンドボールも拾えなくなり、押し込まれる時間帯も多くなっていきます。

そして28分に5本目ぐらいのロングスローから青木がスラしたボールを野崎がスルー。これにCBが2枚とも引っかかってしまい、その流れたボールを小林竜樹がダイレクトでシュートしてゴール。群馬が同点に追いつきます。
左SBの川島は先にも書いたようにおそらくチームにとっても知識がない選手だったかと思いますのでロングスローがあるという事もしらなかったんじゃないでしょうか。
ただそのロングスローはニアポストぐらいまでの飛距離しか無く、しかも鳥栖の藤田や松本の岩上、今年対戦した中だと岡山の片山の様な低くて速いボールでもないふんわりしたボールでしたからボールに寄せれば十分対応出来るなんてこと無いボールだったんですが、よりにもよってレギュラーCBの2枚共が野崎のスルーに引っかかってしまうという残念さで失点は厳しいところです。

セレッソは後半立ち上がりにパブロと椋原に代えて関口と酒本を投入。
前半の問題点が幾分解消されペースを握り出します。

その後もセレッソはさらに攻撃を活性化させるために長谷川を橋本に代え、一方の群馬は1stディフェンダーになる両サイドと1トップの3人を入れ替えるという両チームのスタンスがよく分かる交代で交代枠を使い切ります。

しかし84分、カウンターでも何でもない、相手ゴールに迫った山口のボレーシュートからのGKを山下が跳ね返しきれずに拾われたボールをオリベイラに繋がれると山下は誰も捕まえられずに後手をふんだままサイドに展開されオーバーラップした川島に。川島にボールが入った時点では、途中交代でCFに入った小牟田には最初染谷がついていましたが山下が行方不明状態でニアに小林が入ってきたので染谷はそちらにスイッチ、という事は小牟田は外の丸橋に。そのタイミングで上がったクロスは染谷を越えて小牟田と丸橋のところに上がり丸橋が遅れながらもなんとか対応しましたが染谷と小林の間にこぼれ、そのこぼれ球にいち早く対応したのが一番速く身体の向きを変えることが可能だった場所にいた小林。小林が押し込んで群馬が逆転しました。

その後セレッソは山下を前線にあげてパワープレーを行うも競り勝つ事も殆ど無く終了。
セレッソがホームで2連敗をしてしまう事になりました。

■4-3-3と4-3-1-2の違いと4-3-1-2の守備が上手くいかなかった理由
4-3-1-2
最初に書きましたがこの群馬戦と前節の金沢戦のセレッソは4-3-1-2です。
金沢戦の後半は4-2-4に近い4-2-1-3にしましたがスタートは4-3-1-2でした。
4-3-3
一方千葉戦・岐阜戦でやっていたのは4-3-3です。近い位置でこの試合のメンバーに仮に当てはめるとこの図のようになります。(実際この2試合はパブロがおらずカカウがスタメンだったので、実際はパブロの位置に玉田が、玉田の位置ににカカウがはいっていました。)
これはどちらも相手がボールを持っている時のポジショニングの図なのですが、この両者を比べるとパブロの位置が異なります。
しかしこの2つの位置は微妙な違いぐらいにしか見えないかもしれませんが実際の役割は大きく違います。
まず、千葉戦・岐阜戦の形である4-3-3から説明すると3トップの3人に与えられた役割はまず基本横並びになってCBからボランチへ簡単にパスを出させないでサイドにボールを誘導する事です。
4-3-3のスライド
サイドに誘導すると中盤の3枚と4バックがスライドして、逆サイドは前線3トップのボールを反対側のサイドの選手が下がります。いわば4-4-2の形に変形します
ボランチへのプレッシャー
だからもしインサイドハーフが寄せる前にボランチに横パスを出されると図のようになるわけです。
これがもし逆サイドで起これば全く逆の動作が行われます。
千葉戦では後半になって両サイドが戻る頻度が増えてきたと書いた記憶があります。
4-3-1-2のスライド
次にこの2試合でやっていた4-3-1-2について。
4-3-3の場合3人でやっていた最初の中を切る仕事は4-3-1-2だと2人でやります。
でボールが出たら3センターがスライドします。
で、その減った1人は何をしているのかというとボランチを見ています。
3センターの場合どうしても厳しいのが左右両サイドにふられる事です。
金沢の4-4-2に対して前半のセレッソがサイドチェンジでチャンスを作っていたのを思い浮かべてもらえればわかるかと思いますが、横に4人並んでいてもチャンスが作れるんだから3人だとよりチャンスを作れるに決まっています。
じゃあそれを防ぐにはどうするかとなった時に、4-3-3だとサイドチェンジをされても良いように逆サイドを落とす訳です。
しかしもっと根本的に考えると、相手がサイドチェンジをする時にボールを経由する場所はボランチのところです。もちろんSBの場所からSBやSHへ一発でボールを蹴れる選手、セレッソでいうと酒本や丸橋は居ますが彼らはリーグでもこの能力に優れた選手です。しかも金沢戦でセレッソがサイドチェンジする時にSBではなくって相手2トップの横を使ったと書いたようにその優れた能力を持つ選手であっても中に入ってこないとなかなかいい攻撃につながらないわけです。
なので、ボランチを経由してサイドを変えられないように、サイドを限定させるように3トップの1人では無く、3センターと2トップの間にいる1人、前線に残った2人とは別の役割を与えらています。なので4-3-3ではなく4-3-1-2と書いています。この形を金沢戦と、この群馬戦でやろうとしています。
こういう形にした狙いはおそらく攻守のバランスを考えての事だと思われます。
3トップでやった試合を見ると、現状だとどうしても両サイドは守備に戻る事が必要とされます。しかし前線の選手は得点を求められているし今のセレッソには特別な能力を持った選手を擁する事ができているので彼らをできるだけ前線に残しておきたい。その攻め残しの状態をチームがどこまで許容できるかがその他の選手ややり方でどこに重心をおくかといういわばチームのバランスの取り方で、ここまでの試合でサイドに置くよりも最も効率のよい状態で残せる形が4-3-1-2だと考えたのでしょう。
余談ですが、こういったバランスなんか全く考えずに、例えば得点力を犠牲にしてでも前の選手に守備のタスクを課すという考え方もあるのでしょうが、その考え方は個人的に好きじゃないです。なぜならそれは守備なんて考えずに攻撃しようぜってのと裏表が違うだけで根本的には変わらないと思いますしね。
ボランチをフリーにすると
それを踏まえて・・・4-3-1-2で挑んだ試合。試合展開で書きましたが、セレッソは早い時間に先制したもののその後群馬がペースを握るようになりました。
そうなった要因は4-3-1-2の1であるパブロの守備。
パブロが相手のボランチに守備にいかずにボランチの後ろにいることが多くありました。
となるとどうなるかはここまでで想像がつくかと思いますが、この1が相手ボランチを抑えないと相手はボランチ経由でサイドチェンジし放題で、3センターはそれに対応して頑張ってスライドするしかないんですよね。相手は3センターの両サイドを狙ってるわけですから。となると当然守備のラインは下がってしまい押し込まれます。
そしてその結果2トップとの間が広がってしまい、間延びすると中盤には味方がいない状態になってしまうので、相手がセカンドボールを拾いやすくなるという訳です。
セカンドボールが拾えるかどうかは布陣がコンパクトになっているかどうかの結果ですからね。

■ビルドアップの問題点
群馬の守備
次にセレッソのビルドアップについて。
セレッソに対する守備は4-4-2系のチームの場合ほとんどは4-4-2でセットして2トップはCBにまでプレスに来ないでアンカーの山口の位置で止まってCBから出てくるボールに対して守備を開始します。
この日の群馬も4-4-2系の4-2-3-1なので守備の時はトップ下の小林が前にでて4-4-2でセットしてきました。
SBにボールが入るとプレスのスイッチに
ここから先は前回の金沢の様にゾーンで守れるチームだと少し違ってきますが、ほとんどのチームはこの日の群馬の様に結局は人に着くゾーン風マンツーマンで、そのチームだとこれも共通でSBにボールが入ったとことをSHが寄せてボールサイドから近い順に人を捕まえる。2トップは1枚はアンカーの山口を捕まえてもう1枚はボールサイドのCBを捕まえるという形にしてきます。ただ、この時もCBは後ろにスペースを持っている分逃げられる可能性が高いのでそこまで強く捕まえるわけではありません。
CBにもプレッシャーをかけるタイミング
しかしSBからCBへのバックパスのボールがたとえば不用意な処理に時間がかかってしまうような浮き球であったり遅いボールであれば、できればそこで奪いたいので強めにアプローチに行きます。そのときは2トップのもう1枚もアンカーを捨ててCBに寄せる、そしてアンカーは相手ボランチが詰めていきます。
1つ前の話に戻りますが、2トップの1枚がSBにボールが入った時にCBに寄せるというのはその次のアクションを考えて、アプローチをかけられるだけの距離を詰めておくという要素の方が強いですね。
そしてこの群馬戦では丸橋や椋原のパスが、そこまでプレッシャーをかけられていない場面でも丁寧にグラウンダーでCBつけてあげればいいところを変にボールを浮かせてしまったり、ゆるいボールをだしてしまったり、ボールがずれてしまったりして自らのミスで不必要なプレッシャーを受けてしまう場面が多々見られました。
セレッソが狙っている場所
で、セレッソはCBからこの4-4-2でセットしてくる相手に対してどうするかといえば、優先順位は当然相手ゴールまでの直線上で最も相手のゴールに近い位置から狙います。なのでまずは相手の裏。そして次にCBとボランチの間。相手の裏は通れば一番のチャンスなのでまずここを狙うのは当然です。実際先制ゴールはそこで取ってますしね。そしてさらにここを狙うことによってDFラインを下げてその次の狙いどころでもあるCBとボランチの間も狙いやすくなるという効果も期待できます。
ただ、相手も当然そこから閉めてきます。本当は横浜戦で書いたようにDFラインとMFラインの間を使いたい。けど最初から狙うのは難しい。
という事でココ最近のセレッソはCBからSBにボールを出してSBから相手SHとSBの間にボールを入れてそこにポイントをつくろうという狙いが見えます。
サイドを起点に
特にここにインサイドハーフに入らせる形を狙っているようで、その外側や内側をSBに走らせたりしてここからチャンスも作れますし、角度を変える事でCBの後ろやCBとボランチの間を狙ったりもできるから。
また、そしてここを使うことによって次にSBがボールを持った時にはSBから直接CBとボランチの間にボールを供給うしやすくなるかもしれないからです。

ただ、前半はこれも上手くいきませんでした。
その理由の1つはまず先に書いたCBとSBのパス交換のボールの質が低く、そのために受ける必要の無いプレッシャーまでも受けてしまっていた事。
そして特に右サイドでは受け手と出し手の両方に問題があったからです。
右サイドの受け手の問題は、本来なら左サイド同様にインサイドハーフがそのスペースに入る形をやりたいんだと思いますが、主に前線の右にいることの多い玉田は中盤に降りてボールを引き出す動きもやっているので前に人がいなくなってしまう事も多い。となると長谷川は前にまで出て行ってしまう動きが増えてしまって肝心のそのスペースに誰も入ってこないという事になってしまうんですよね。
前半は何度も長谷川にそのスペースへ入るように指示がでていたと思いますが、玉田とパブロが引いて受ける役割が重なってしまっていたりすることもあってなかなか上手くいきませんでした。

ここまで書いたことが複合して絡み合った結果、CBがプレッシャーを嫌がって必要以上に深い位置に下がってしまって中盤との距離が長くなる。SBからインサイドハーフにボールが付けれない。CBは少し無理目でもインサイドハーフにボールをつけようとして引っ掛けられるという事が起こっていました。

■後半の改善
最終メンバー
こうやって書いていくとこの試合で交代で入った関口・酒本・橋本は何をどうする為に出場したのかが比較的わかりやすいんじゃないかと思います。
関口はまず相手ボールの時に相手のボランチを捕まえること。なので後半になるとカウンターなどの場合は別にしてノーマルな状態で簡単にサイドチェンジをされる事は格段に減りました。そしてボールを持った時に下がってくる玉田との関係が改善されました。
酒本は右サイドでビルドアップの起点になること。
縦にボールを入れたり斜めに入れたりと右サイドでもボールが収まるようになりました。
橋本が入ってSHとSBとの間にポジションを取る事が増えたので攻撃に横幅ができました。
時々この単純な事を忘れてしまう事がありますが、横幅がないと中央は絶対使えませんからね。
その結果後半はかなりペースを取り戻しました。
群馬の交代はFWとトップ下と左サイド。右サイドだった永井を下げて吉濱を入れ、それまでトップ下に入っていた小林を右に回しているのでファーストディフェンダーになる前線4人を入れ替えた形です。
ただ、この試合はセレッソにミスが多かったのとCBの対応が少し距離を取り過ぎなのは代わりませんでしたので45分では試合を決める事ができず、逆に失点をしてしまう事になりました。

■その他
今回は少し形を変えてセレッソの現状と何をやろうとして何ができていないかをまとめてみました。
結果的にパブロはこれでトップ下で2試合続けて同じ問題でハマらなかったんですが、ここにパブロを使いたい気持ちは十分わかるんですよね。パブロは前線で唯一高さで勝負できる選手なんで。高さで言うともう少し時間がかかるかもしれない田代は居ますが、田代だと2トップの1人になってしまうんですよね。ただでさえフォルラン、玉田、カカウと3人いるのにその内1人しか使えないのはもったいないかなあという側面はありますし。
一応パブロはこの試合でもターゲットとしてのプレーはできていました。
ただ最初に書いたバランスという面でもそれ以外の面がちょっと厳しすぎるのが現状というところでしょうか。

椋原については千葉戦で酒本が完全にやられていた谷澤を止めた事をきっかけに3試合続けて先発したといいう状況でしたが、そのとおり守備面では上回るもののビルドアップの面ではどうしても酒本の方が上なので現実的には相手によってどうするか使い分けるのがいいかなということになるのかもしれませんね。

そして今後ですが、ここ1週間ぐらいで「監督はやり方や人を変える事も考える」といった報道が何社かから出ていましたが、もっと突っ込んでくれたらいいのに何故かそれどまりの情報でしかなくその中身がよくわかりませんでした。ただ試合後のコメントで山口が「監督がフォーメーションや人などを変えると思うので」と言ってるのである程度チーム内では話しが出てるんでしょう。
個人的には4-3-1-2に変えたこの2試合で問題点はあきらかになっているので、まずはそこを修正してフォーメーションは4-3-1-2の継続でいいんじゃないかと思いますがどうするんでしょう。
例えば4-4-2系にしたところで出てくるメリットは特に思い当たらないんですけどね。

4 件のコメント :

  1. いつも楽しく拝見させていただいております。
    この2連敗は監督も選手もかなりショックだったんでしょうね。戦い方を見直す的な発言がマスコミに飛び出すくらいですから。
    僕は、ダブルボランチの4-4-2でも良いのかな?って気が少しします。
    一つは、あれだけFWが居るので2人は使いたい。2つめは、インサイドハーフに前残りさせずに相手ボランチをケアさせる。
    アキさんがおっしゃるように4-3-1-2の1が前残りで相手ボランチをケアしていないなんてシステムを理解していない以外何者でも無いでしょ。なら、2列目の役割をはっきりさせた方が良いのかな?って(笑)
    さらにボランチが引いて3バック化することも、扇原にプレッシャーを与えずにロングフィードさせることも出来るかなと。
    ま、次節どうするのかですけどね。(笑)
    それよりも、ロングスローを含むゴール前のヘディング合戦でほとんどしっかりとクリアー出来てなかったのがきになるんですが....。

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    1. いつもコメントありがとうございます
      あの見直し発言はどういう主旨なんでしょうね。
      さらっと「見直す」だけの記事なんで、記者の人はそこ突っ込めよ!って突っ込んでしまいました(笑)
      で、4-4-2ですが、
      僕が4-4-2で得れるメリットがあんまりって書いたのは、4-4-2系でSHとなると関口、楠神ぐらいじゃないですか。その半面3センターならアーリア、蛍、タカ、橋本、安藤とバリエーションも層も豊富なんでそっちの方がいいかなあというところです。
      最も理解出来てないパブロはどうしてもFWになりますけどね。

      ロングスローでのヘディングの件は、あのボール自体がゆるいボールなんで難しさはあるんでしょうが、多分、特に1失点目のところなんてちょっとファールを怖がってた様に感じましたね。

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  2. 個人的には4312の1を蛍にするのが良いのでは、と思っています。
    ユベントスのビダルのイメージですね。
    3センターの真ん中にはタカを入れて後ろのボール回しを助けてあげる、というのはどうでしょうか。
    ピルロの役割を求めるのは厳しいですが。

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    返信
    1. コメントありがとうございます
      トップ下に蛍・・・わかります(笑)
      ただそれならアンカーに橋本か安藤でいいんじゃないですか。
      けどまだ今のところ国内では後ろをやっといた方が後々いいような気がするんですけどね

      削除

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