予想スタメン |
Aマッチウィーク/天皇杯中断期間明けのリーグ戦となる31節。先週は本来なら天皇杯の予定でしたがセレッソも栃木も1回戦で敗退してしまったので1週空いての公式戦となります。
栃木県はこの度の台風18号による豪雨でかなりの被害を受けた地域の一つで、栃木SCも10日の練習は中止になったそうですが、翌11日にはグラウンドコンディションも回復しトレーニングも実施できたとの事です。
■前回の対戦
前回の対戦は6/28の第20節、栃木グリーンスタジアムでの対戦。
セレッソはアーリア・扇原・山口の3センターを中心とした4-3-3、前線の3トップは関口・玉田・パブロ。一方の栃木は4-4-2。まだ栃木は阪倉監督でした。
栃木の4-4-2に対して立ち上がりのセレッソはボールの失い方が悪く2トップの1人がセレッソの右サイドに流れてSB・SHと3人で人数をかける攻撃を受けてしまう場面も見られますが、途中から2トップ脇のスペースを使って3トップの両サイド/SBへの対角パスを多用して栃木の4-4-2を広げる形を徹底。
サイドに入ったボールはSBと3トップが縦関係になって外〜外の攻撃、ブロックが広がるとSBから真ん中の玉田やアーリアに斜めのパスを入れる形で栃木を押しこむようになり、後半の立ち上がりにサイドチェンジに対応できなかった所で得たFKからパブロが決めて先制。
さらに栃木のDFラインはスライドで対応できなくなってきて、SBの丸橋がSBの荒堀と1対1の勝負に勝ち、グラウンダーのクロスを山口がスルーしてパブロが落ち着いて決めて追加点。
そして終盤には玉田が相手DFのギャップをついて抜け出し3点目を決めて3-0で完勝となりました。
栃木はその後阪野監督が退任、25節から倉田監督に代わっています。
倉田監督は元岐阜の監督として有名ですが、2009年から2013年途中まで栃木の監督を務めた松田浩と福岡・神戸で監督/コーチの関係としてやってきており、松田浩氏が栃木でやっていた戦術の礎を共に築いてきた関係でもあるので、栃木にとっては全く知らないやり方をする監督ではありません。
倉田監督就任以降の6試合は2勝1分3敗と、それまでの6試合の1勝1分4敗に比べて成績を上向ける事ができていますが、前節は残留争いのライバル岐阜に敗れまだ20位と厳しい状況には変わりありません。
倉田監督以降の栃木は、よりボールを中心とした守備を徹底。
4-4-2をベースにしながらも守備の時は2トップの1人河本が頻繁に中盤にヘルプに降りる4-4-1-1の様な形になり、ボールサイドへ集まるスピード・強度を高め、攻撃のファーストチョイスは中盤でボールを奪って2トップの1人がスペースに飛び出す形のショートカウンター。
ボールを奪う位置が低いと、空いている逆サイドに展開してSBがドリブルでボールを運ぶという形になっています。
■プレビュー
セレッソのメンバーですが、楠神が練習でもキレのある動きを見せていますが、スタメンでは田代と玉田の2トップが有力でしょうか。
2列目以降はいつものメンバーになるでしょう。
一方の栃木は、阪野と河本の2トップが中心の4-4-2。前節はボランチを本間と菅で組んできましたが、本間と小野寺に戻す可能性が高く、最終ラインはここまで全試合フル出場を続けていた左SBのパク・ヒョンジンが天皇杯での退場で出場停止となりますので今シーズン右SBで出ている昨シーズンまで荒堀が昨シーズンまで出場していた左にまわり山形が右SBに入るのではないかと思われます。
この試合のポイントは相手を広げる事。
栃木の守備がここまでの試合通り4-4-1-1に近い形で来るなら後ろでボールを持ちやすくなりますし、4-4-2でセットするならその2トップの両脇を使ってSHへの対角パス、そしてサイドチェンジを使って相手の横幅を広げる。
また田代と玉田の2トップで奥行き・深さを作る事ができない事も多いのですが、そこも合わせて作ることができればさらに簡単に中央にスペースを作る事が出来ます。
栃木の最終ラインは欠場となるパク・ヒョンジンも含めてボールウォッチャーになることが多いのでボールを動かすとスペースは必ず出来ますので落ち着いてゲームを運ぶ事ができれば問題ないでしょう。
また、もしゴールが遠くても慌てずに続けていれば時間の経過とともに必ずスペースが出来ます。そこで楠神を投入すれば問題ないはずです。
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