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- 46' 山村 和也
スタジアム | 県立カシマサッカースタジアム | 主審 | 榎本 一慶 |
入場者数 | 21,078人 | 副審 | 戸田 東吾、前之園 晴廣 |
天候 / 気温 / 湿度 | 雨 / 16.2℃ / 81% | 第4の審判員 | 桜井 大介 |
メンバー
スターティングメンバー |
- 監督
- 石井 正忠
- 監督
- 尹 晶煥
試合経過
- 90+5'
- 90+2'
- 89'
- 84'
-
76'
-
62'
-
57'
-
54'
- 46'
データ
今回対戦 | 今季平均 | |||
データ項目 | ||||
FK | 13 | 14 | 14 | 13 |
CK | 5 | 1 | 6 | 3 |
PK | 0 | 0 | 0 | 0 |
シュート | 18 | 9 | 11 | 9 |
警告/退場 | 2/0 | 2/0 | 2/0 | 1/0 |
<監督・選手コメント>
鹿島アントラーズ 石井正忠監督セレッソ大阪 尹晶煥監督
鹿島アントラーズ 山本選手、昌子選手
鹿島アントラーズ 山本選手、鈴木選手、クォン・スンテ選手、昌子選手、三竿健斗選手、中村選手
セレッソ大阪 山村選手、関口選手、柿谷選手、山口選手、木本選手、キム・ジンヒョン選手
リーグ戦2連勝で迎えた明治安田生命J1リーグ第6節、アウェイ県立カシマサッカースタジアムでの鹿島アントラーズ戦は後半開始早々の山村のゴールで1-0と勝利。
昨シーズンのJリーグチャンピオンを下しリーグ戦3連勝を記録しました。
■メンバー
セレッソのメンバーですが、清武はまだ離脱中ですが、負傷離脱したメンバーから前節のキム・ジンヒョンに引き続き今節は山下、水沼が復帰となったものの、先発メンバーは前節と同じ。CBはヨニッチと木本がコンビを組み、SHには関口と柿谷。前線は杉本と古巣対戦となる山村が入っています。
一方の鹿島は、翌週水曜日にオーストラリアでのACLがある事からメンバーを入れ替え。特に中盤は4人全員が入れ替える形でSHにはJリーグ初先発となるレアンドロと、中村充孝が入り、ボランチには永木と三竿健斗の2人。また西が風邪という事で右SBには伊東。GKには韓国代表のクォン・スンテが入り、リーグ戦500試合出場にあと1試合と迫った曽ヶ端と小笠原は共にベンチスタートとなっています。
■いつも通りの守備から始めるセレッソ
リーグ戦で2連勝中、ルヴァンカップも含めると公式戦3連勝中のセレッソですが、現在のチームのベースになっているのは守備。その方法は2段階になっており、敵陣深くまでボールを運んだ後にボールを奪われた時は、まず素早い切り替えで高い位置から守備をする、そしてそのアプローチを外されると自陣で4-4-2のブロックを作るという形。昨シーズンのJリーグチャンピオンで現在リーグ戦4連勝中の鹿島アントラーズに対しても、そのいつもの方法で守備に入ります。
高い位置からのアプローチはそこでボールを奪う事ができればもちろん最高ですが、長いボールを蹴らせる事ができてもそれでOK。鹿島アントラーズには前線に鈴木優磨がおり、長いボールのターゲットとなりますが、セレッソのヨニッチと木本のCBコンビも高さと強さがあるのでキッカーにアプローチをかけて時間的な余裕を与えなければ十分跳ね返す事ができ、セカンドボールの回収役も間に合わないので十分対応ができるという計算です。
この形からチャンスを作ったのが13分の山村のシュートがクロスバーに跳ね返されたシーン。
高い位置からのアプローチで時間を削り永木にロングボールを蹴らせ、さらにそのボールを山口が足に当てるという、鹿島が全くコントロール出来ないボールを作り出すと、そのボールを木本が頭で前線に送り込み、そのボールをしっかりと納めた杉本から山村へと渡りシュート。
前線2人のキャラクターも上手く活用したかなり決定的なチャンスでした。
セレッソの守備ブロック |
2トップの守備のスタート地点はハーフウェイライン辺りで、縦にも横にもコンパクトな陣形で4-4-2のブロックを作る。
縦にコンパクトというのはイメージしやすいと思いますが、重要なのはこれだけでなく横にもコンパクトであるという事で、これによってゴールに直結する最も危険なエリアである中央を締める。そうなると両サイドにはスペースができることになり、ここにいる選手、例えば鹿島のSBなどはボールを持っていない時にフリーになっている事になるのですが、そこはそれでOK。
まず守らないといけないのはゴールに直結する中央で、サイドはそこから一直線にゴールに迫る事ができないので、ボールが出てから対応しても間に合うという計算。サイドには実際にボールが出た時に4-4-2の守備ブロック全体がボールサイドにスライドしてそこからゴールへの直線のラインを中心に締めるという形になっています。
鹿島は効果的な攻撃が出来ない |
両SHは締められている中央に入っていってしまうのでボールに絡む事ができなかったり、中盤でセレッソの網に引っかかってしまうシーンが続出。両SBが幅を取ろうと高い位置まで出ていきますが、4-4-2のブロックで中央を締められ方向を限定された後に出てくるボールなので前節のマリノス戦同様にセレッソの選手は躊躇なくブロックをスライドしてアプローチにいくことが出来ます。
またこのブロックでボールを奪うと、攻撃は素早くオープンスペースを使う攻撃が第一選択肢となっていますので、SBが上がるという事はその裏にスペースを作ってしまう事にもつながり、それが表れたのが14分のシーン。ここはFKからでしたがセレッソの左サイドから入れられたボールを松田が奪うと素早くその前方に開いているスペースにボールを送り込み、そこに山村と杉本を走らせる。杉本が縦に運んだボールを折り返し、残念ながらそのクロスは山村にも、後ろから入ってきた柿谷にも合いませんでしたが、カウンターで作り出した大きなチャンス。
相手がブロックを作って守りオープンスペースを狙った縦に速い攻撃を狙っているにもかかわらず、ただがむしゃらに中央から攻めるとこういう事になってしまいますよ。という代表的なシーンです。
セレッソでもこれまでSBの裏をカウンターで狙われるシーンがよくあって、その度にSBの守備力が問題だといった個人の資質に問題があるといった論調で語られる事が多くありましたが、こういったシーンを見ると、個人の資質よりもチーム全体の問題であるという事がよくわかるのではないでしょうか。
前半の鹿島はブロックの外ではボールを持てるものの、ブロックを動かすシーンはほとんどなく、シュートシーンもミドルシュートばかり。
一方のセレッソは冒頭に書いた2段階の守備が上手くいき、またキム・ジンヒョンからのロングボールも効果的。さらにシーズン序盤はなかなかうまくいかなかったSBからのクサビのボールもこの試合では松田、丸橋共にこれまでの試合以上に出せるようになっており、20分には松田からのクサビ、26分には丸橋から杉本へのクサビからの展開で逆サイドに振って、枠外となりましたが山口のミドルシュートまで持っていく事ができるなど、チームの進歩を感じさせるシーンも数々見られました。
一方で鹿島は、これはこの試合に限った事ではなく今シーズンの試合のほとんどで感じている事なのですが、前線の2トップは昨シーズン同様に守備への切り替えが速くかなり献身的にプレスにいくし、プレスバックもします。しかしそれに対して後ろの4-4がなかなか連動出来ておらず押し上げがついてきていない事も多い。それによってセレッソはボールを奪った時に再び奪い返される場面もそんなに多くなく、またボールを逆サイドに展開することができるので、ボールを前進させる事ができていました。
ただ、上手く行っていなかった鹿島の攻撃も30分頃からサイドチェンジから相手のスライドよりも速くボールサイドのボランチがSBに寄せる場面が見られるなど少し変化が見られ始めてきはじめてはいました。
この形はブロックを敷く相手に対してそのブロックの間に隙を作るために行うプレーの1つで、そのもう1つの形、いわゆるトレーラーゾーンと呼ばれるSBとCB、ボランチとSHの間で引いてくる選手と出ていく選手という縦のポジションチェンジをフリックで活用するという形でレアンドロが抜け出しこぼれ球をペドロ・ジュニオールが狙うという場面を42分に作る。
これは鹿島アントラーズにとって前半最大のビッグチャンスでしたが、シュートはキム・ジンヒョンがセーブします。
ただ、こういった形はおそらく属人的なものなのかもしれません。
というのは、30分頃から見られるようになったこういったブロックを動かそうという攻撃ですが、その回数は数えるほど。相変わらず無策にブロックの中に突っ込んでいってしまうシーンも多く見られていたからです。
■後半開始早々にセレッソが先制
前半はセレッソにとってはやりたい事がある程度出来ており機能もしていた。とはいえ0-0なのでもちろん油断は出来ない状況。尹晶煥監督のハーフタイムコメントを見ると、前半からやろうとしていた事をそのまま継続して、そして徹底してやっていこうという事で後半に入ったと思います。一方の鹿島にとっては、おそらく試合前のゲームプランとしては決して上手くいってなかったが、徐々に改善されている部分も見られていた前半。なので石井監督のハーフタイムコメントからは、大きな変更はせずに現段階で見え始めている改善点を徹底していこうという意図が見られます。
なので両チームにとって大きな変更はなく鹿島のキックオフから始まった後半でしたが、セレッソは鹿島のボールを低い位置で奪い返すとカウンター。関口が自陣深くからSBのいないスペースに流れた杉本にボールを預け、そこで杉本がボールを収め、ソウザに落とすとソウザは後ろから一気に飛び出していく関口へスルーパス。
関口が山本をかわさずに入れたクロスに、中央で動き直した山村がニアで合わせてゴール。
後半開始のキックオフから一度もプレーが切れる事無く、そのままの流れで46分にセレッソが先制します。
この形は14分にあったチャンスと同じような形で作られたカウンターで、セレッソが狙っていたとおりの形でした。
またこのシーンでは関口の運動量が素晴らしいし、サイドでボールを収めた杉本も素晴らしい、そして中央で抜群の動き直しを見せ植田のマークを完全に外した山村も素晴らしいもの。
ただ、プレビューの最後に少しクロスでチャンスを作れるんじゃないかと書いたんですが、鹿島は清水戦で、この試合ではGKクォン・スンテのスーパーセーブで事なきを得ましたが、右サイドからのクロスでSBとCBの間に清水の選手が入ってきた事で昌子が少し前に引っ張られた時に、植田が自分の前に鄭大世に入られ決定的なヘディングシュートを放たれています。
昌子と植田のCBコンビは高さも強さもあってかなりバランスの良い2人なのですが、2人の距離が開いた時に植田が少しボールウォッチャーになってしまう傾向がある。
以前にも書きましたがクロスに対する守備としてはディフェンス間の距離が広がってしまってはダメで、ここが広がってしまった時点でかなり厳しい状況。なのでまず最初に守備として考えなきゃいけないのは、そうなってしまわない為にどうするかなんですが、実際そういう状況も起こり得るのがディフェンス。辛いところながらその時にどうできるかというのも求められてしまう。そしてその対応に少し問題が出てしまう事があるので、クロスからチャンスを作れるんじゃないかと考えていました。そして植田はこの場面で山村に完全に出し抜かれてしまう事になっていました。
■後半開始早々の先制点で起こったことと丸橋の負傷による影響
徹底しようと意識づけて始まった後半早々に先制したセレッソ。これでセレッソはよりその戦い方に自信を持つ事が出来ます。一方、改善の兆しを大きくしようとして始めた所で失点してしまった鹿島。失点した事で勢いを見せようとしますが前半と変わらない内容になっていきます。
57分〜 |
ボランチではなくSHだったのはこの2人が密集の中に入ってしまう事が多く、両サイドはほとんどSBに任せっきり。石井監督が効果的なプレーが出来ていない要因をそこだと見たからでしょう。
この2人は最初から中に入るわけではなく、プレーを外から始める事ができる選手。
しかし自信を持ってプレー出来ているセレッソは、チームの約束事をきっちりと徹底し、攻守に渡って鹿島にペースを渡さず、ゴール前まで攻め込む回数が多いのはセレッソのまま。69分の杉本、柿谷と渡って山村がシュートを放ったカウンターはビッグチャンスでした。
セレッソは70分頃に丸岡を準備し始め、関口に代えるといういつものプランだったと思いますが、投入前のタイミングで丸橋にソウザの肘が接触してしまい負傷。
出血をしてしまったため治療の為にピッチ外に。山口が左SBにスライドして山村がボランチに入るといういつもとは違う形で山村のポジションを代え対応しますが1人少ない為に布陣は4-4-1になっていました。
76分〜 |
レオ・シルバはこの時セレッソの布陣が4-4-1で1列目での制限ができにくい状況であった事から、SHとSBのサポートにはいれて、セレッソの中盤がスライドする時に非常にやっかいな、相手ボランチの前にポジションを取る。
その後すぐに丸橋はピッチに復帰しますが、鹿島はこのレオ・シルバを使ってセレッソを押し込み、柿谷と関口の両SHがかなり低い位置に下げられる場面が見られるようになっていきます。
84分〜 |
そして山村に代えて山下は、これはでは山村を下げて3バックにしていたのを選手交代でおこなった形。山村も前線からのディフェンスと攻撃、さらにロングボールのターゲットとして何度もジャンプや競り合いを行っていたのでかなり披露が見えていたからでしょう。
そしてこのタイミングでセレッソは5-4-1に。
山下投入後プレーが切れたタイミングで柿谷が尹晶煥監督に5-4-1なのか5-3-2なのかを確認していますが、尹晶煥監督の選択は5-4-1だった様です。
この5-4-1はこの後の展開を決めるものでした。
5-4-1ということは前線は1枚。
相手は2CBなので常に2対1。という事は4-4-2の時の様な前線から相手の攻撃を制限するような事は出来ません。しかし後ろの人数は揃うし中盤でも守備の横幅を確保することができる。
なので5-4-1は撤退して人数をかけて守ろうというのに適した形ですが、守備ブロックを高い位置で留めておく事は難しい形でもあります。
柿谷が5-4-1か5-3-2かを確認したのはこれが理由で、5-3-2で前線が2人いるなら4-4-2の時の様に制限はできやすい。という事は守備ブロックを高い位置で留めておく事はまだやりやすい形です。しかしその一方で中盤の人数は3人になってしまう。ピッチの横幅を3人でカバーすることはほぼ不可能である事は現代のサッカーでは定説。
なので中盤の枚数を3人にした時は中盤ではめ込む事が必須でサイドチェンジをさせないようにしなければならず、サイドチェンジをされるとせっかくの最終ライン5枚もあまり意味の無いものになってしまいます。
尹晶煥監督はこのどちらを取るかを天秤にかけた上で、ハードなこの試合の終盤であるこの時間帯になればチームとしてサイドチェンジさせないように徹底するのは難しい、そして鹿島はどんどん前がかりになるし、中途半端なポジションをとるレオ・シルバもいる。という事で5-4-1という選択になったのでしょう。
ということで必然的に84分以降の試合展開は、前がかりになって押し込む鹿島と低い位置で人数をかけてそれに耐えるというものに。
87分には土居が外側から斜めに侵入してシュート、88分にはクロスのこぼれ球を三竿がボレーシュートとセレッソゴールに迫る場面を続けますが、土居のシュートは枠外に外れ、三竿のシュートはポスト直撃と何とか事なきを得ます。
89分〜 |
2対1だけど走ってくれ、そしてボールを奪った時にスペースは絶対にあるので、その時にパワーを活かして少しでも敵陣深くにまでボールを運んでほしい、少しでも時間を使ってほしいという交代です。
鹿島は最終的に植田も前線に上げ、アディショナルタイムにはクロスから植田のシュート、そしてラストプレーではCKから鈴木優磨がシュートを放ちますが、いずれもキム・ジンヒョンがセーブしたところで試合終了。
後半開始早々の山村のゴールを守りきり、0-1で勝利となりました。
■その他
80分以降はかなり押し込まれる場面が続きましたが、やりたいことが出来ていた、質的にも上回っていた80分間でのアドバンテージを活かした形でセレッソが勝利することができました。思い返せば2014年にJ2降格がきまったのはホームでの鹿島戦でしたので、こうやって鹿島に勝利できた事は感慨深いものがあります。
また試合内容としても、特に柿谷の入る左SHの部分ではもしかすると今後狙われかねない不安点がありますが、全体的には着実に4-4-2での守備は機能性を高めていますし、またそこからの攻撃も改善の兆しは見えてきています。
そして中盤を4人入れ替える形でこの試合を戦った鹿島については、結果的に敗戦に終わった事でその決断は失敗に終わったと言えるかもしれません。
しかし、監督にとっては今後のシーズンを考え、そして現段階での選手のコンディションなども踏まえるとこれが最良だと判断しての事だったのでしょう。
普段のメンバー3人を投入した後に鹿島が押し込む時間を作った事で、メンバーを入れ替えたのが失敗だったという短絡的な批判もあるでしょうが、あの時間帯に押し込む事ができたのは、その段階での試合の状況、時間、セレッソの状況があっての事ですからね。
まあ鹿島に限らずセレッソにとっても、結果は必ずしも内容を表すものではなく、良い時も悪い時も結果で判断をすると間違えてしまう危険性があるという側面はありますが、結果は背中を押してくれるものでもあります。
セレッソにとってはこうして結果が出ることで、チームがやろうとしている事、やりたいことがさらに良くなっていく事に期待したいですね。
Akiさん、レビューいつもありがとうございます。
返信削除流れの中での得点は今回が初ですが、徐々に良くなっている気はします。
4-4-2の守備についても、練度が上がってきていますね。
ただ、終盤の5バックについては解説の戸田の言うとおり、鹿島に流れを渡してしまったように感じました。
2,3列目が引きすぎて、人がいる割にはアプローチに行けていないこと。
サイドチェンジ後のアプローチが遅く、簡単にクロスを上げられていること。
などなど、システム上のメリットがあまり生きていなよう印象を受けました。
当面は継続するんでしょうが、改善点は何でしょうか?
コメントありがとうございます。
削除ラインを下げないためにはボールホルダーへアプローチをかける事が一番なんですけど、5-4-1だと前線に1人なんでどうしても撤退守備にはなってしまいます。
ただ、撤退守備でも下がりすぎないためにはやっぱり誰がどこから行くのかを徹底することでしょうね。
撤退守備に慣れてないと、人数はいるのでまあ良いかとなってしまいがちなので。
ただ、同じ押し込まれるなら4-4-2だと後ろが6-2になってしまいますから、4-4-2よりも5-4-1の方が絶対に強度は上です。そしてこの試合でも5-4-1にする前に4-4-2で押し込まれ6-2-2みたいな感じになってきていました。
今のところ5-4-1でどう守るのかまではおそらく詰められてないという部分も大きいんだと思います。