2017年4月7日金曜日

明治安田生命J1リーグ 第6節 vs 鹿島アントラーズ プレビュー

2017年4月8日 15時00分:県立カシマサッカースタジアム

予想スタメン
ホーム2連戦を連勝して乗り込む明治安田生命J1リーグ 第6節はアウェイ県立カシマサッカースタジアムでの鹿島アントラーズ戦。昨シーズンのJリーグチャンピオンとの対戦です。


■鹿島アントラーズ

昨シーズン、チャンピオンシップでの大逆転で8回目のJリーグチャンピオンとなった鹿島アントラーズ。
とはいえ、年間勝点では1位の浦和レッズより15も少ない59。特に昨シーズンのセカンドステージだけの成績でいえば11位だったという危機感から今シーズン開幕前に積極補強を敢行。
柴崎は紆余曲折の末テネリフェに移籍しましたが、韓国代表GKクォン・スンテ、新潟からレオ・シルバ、湘南から三竿雄斗、福岡から金森、神戸からペドロ・ジュニオールを獲得。また期限付きでパルメイラスからレアンドロというアタッカーも獲得し、選手層はかつてないほどの厚さとなっています。
そして今シーズンはここまでACLと並行して戦うハードスケジュールながらも4勝1敗。勝ち点では現在首位の神戸と並びながらも得失点差で2位となっていますが、現在4連勝中です。
ただ、実際の試合内容を見るとかなり苦労している試合もあり、金崎が慢性的に痛みを抱えているという足首の負傷でここのところはリーグ戦では先発を外れており、2トップは鈴木優磨とペドロ・ジュニオールが務めていますが、この2人だとボールを引き出すバリエーションが少ないので、攻撃が停滞する場面も見られます。
ただ、そんな中でも勝利に結び付けられるのが鹿島の強さ。
4-4-2の両SH、土居と遠藤はサイドに開いた位置でボールを受けてそこから中に入ってくるという利き足と逆サイドに配置されていることを活かしたプレーでゲームを動かし、そこに小笠原、レオ・シルバをはじめとする攻守に貢献できるボランチが絡みチャンスを作る。
特に左SHに入る土居はかなり質の高いプレーを見せています。
前節の大宮戦ではかなり手こずりながらも終盤の土居のゴールで勝ちきっています。
またこのリーグ戦で続けてFWで先発している鈴木優磨は、頭に当てる以外では組み立ての部分に物足りなさを感じさせるものの、フィニッシュの部分では危険なプレーヤーで、0-2から逆転した前々節清水戦でクロスをヘディングで合わせた同点ゴールは素晴らしいゴールでした。
また、鹿島の選手は金崎はもちろん鈴木優磨も守備での貢献度も高く、プレスバックも含めて高い位置から2トップで守備ができるチーム。時に2トップと後ろの4-4の間が開いてしまう事もありますが、ここまで失点3はリーグトップの数字です。

■プレビュー

セレッソのメンバーは、清武が離脱中ですが、前節のキム・ジンヒョンに続き水沼と山下は既に全体練習に合流。ですが、この2人はベンチ入りに留まりそうで、先発は前節のマリノス戦と同じメンバーとなりそうです。

一方の鹿島は、水曜日にオーストラリアでACLがあるためメンバーを入れ替える模様。
前線は金崎が今節も外れ鈴木優磨とペドロ・ジュニオールの2トップ、両SHは遠藤と土居を休ませ、レアンドロと中村充孝。ボランチはレオ・シルバではなく永木が先発となり、木曜日の練習では小笠原もサブ組で先発は三竿ではないかという報道もありましたが、小笠原は先発メンバーに入る可能性もありそうです。

試合展開としては、今シーズンここまで見せてきたように鹿島がボールを持ちセレッソがブロックを作って守るという形になるでしょう。
鹿島は強いチームですが浦和ほど手順を踏んで攻撃してくるような形はなく、また金崎が先発では無いとなると攻撃のバリエーションはそれほど多くありません。
ですからここ2試合で見せてきたような守備ブロックを作る事ができ、しっかり中を締める事ができれば、最後のところもヨニッチと木本、もしくは山下で跳ね返す事もできるでしょうし、そこまで大きく崩される事も無いはずです。

攻撃に関してもいつも通り、オープンスペースを使って攻撃する。
鹿島の守備で4-4-2の2トップと4-4の間が開けばソウザがプレーできるエリアが広がることでもあります。
強い相手には違いありませんが、セットプレーやCBの間を広げてのクロスでチャンスは作れるんじゃないかとにらんでいます。

1 件のコメント :

  1. いつも楽しみにしています。とても勉強になります。
    鹿島との戦いでは、小笠原の挑発に気を付けてほしいと思っています。天皇杯決勝の時でしたでしょうか、川崎戦の時に訳のわからない激昂をして、後から「メンバーを奮い立たせたくて」と言っていましたが、あれは、大久保を挑発したかったのではないかと疑っています。そういう頭の使い方ができる選手であると思うのです。

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