明治安田生命Ｊ１リーグ 第10節 vs 柏レイソル プレビュー

2017年5月6日 14時00分：日立柏サッカー場

予想スタメン

カップ戦から中2日で迎える明治安田生命Ｊ１リーグ 第10節、セレッソ大阪はアウェイ日立柏サッカー場で柏レイソルとの対戦です。

■柏レイソル

現在セレッソとは勝ち点差1の7位の柏レイソル。しかし勝利数はセレッソを上回る5勝を既に上げており、ここまで5勝0分4敗と引き分けが1つもありません。
そしてその4敗は全てシーズン序盤、2節から4節の3連敗と6節で、現在はリーグ戦3連勝中。
またホームではなかなか勝てないでイましたが8節にはマリノスを下しリーグ戦ホーム初勝利と現在は好調と言えます。
柏レイソルといえば下部組織出身者が最も活躍しているクラブですが、現在の主力選手では、GKの中村航輔、DFラインではCBの中谷進之介と中山雄太、左SBの輪湖直樹、ボランチの大谷秀和、手塚康平、小林祐介、アタッカーでは武富孝介、中川寛斗とほとんどのポジションを下部組織出身者で占めています。
システムとしては4-4-2系を使っており、攻撃ではユース出身のCBコンビとボランチで丁寧にビルドアップを行いサイドからの崩しを狙ってきます。
特に手塚がボランチに定着して以降はCBと手塚の若い3人でボールを繋ぎSBを高く上げる。右SBには昨シーズンレノファ山口でブレイクした小池、左SBには下部組織から甲府・徳島・水戸と渡り歩き昨シーズンから不動の存在となった輪湖と共に走れる選手を置いています。
攻撃の中心となるSHには突破ができてスピードのある選手を起用しており、右にはスピードスター伊東、左には大津もしくはクリスティアーノが入ります。
前線に入るのはディエゴ・オリヴェイラもしくはクリスティアーノと中川。ディエゴ・オリヴェイラはスピードと強さを兼ね備えたアタッカー。負傷離脱していましたが、5/3のルヴァンカップで復帰し、最終的にこの試合は思わぬ形で敗れてしまいましたが圧倒的なパフォーマンスを見せています。
またクリスティアーノはもはやJリーグ5年目なのでおなじみの存在ですが、レッドブル・ザルツブルグの元10番の個の力はもはや別格のレベル。とにかくシュートを打って来ますしそれも強烈。あまり入らないのですが、これだけ打ってくるとかなり厄介です。
また攻撃で効果的なパフォーマンスを見せているのがキャプテンの大谷。後ろから飛び出してきて、今シーズン既に2ゴール1アシストを決めています。
守備では前線からのハイプレスを行ってきます。
Jリーグで最も背が低い155cmの中川は攻守においてスプリントできる選手で彼を中心に高い位置からのプレッシングで高い位置でボールを奪いスピード溢れるアタッカーで一気にゴールに迫るという形が1番目。これがダメなら4-4-2のブロックを作って守るという2段構えになっています。

■プレビュー

セレッソのメンバーはおそらく前節川崎戦と同じメンバー。前線は杉本と山村、両サイドには清武と柿谷、ボランチは山口とソウザ、最終ラインは松田、ヨニッチ、山下、丸橋という形になるでしょう。

一方の柏は、ここまで左SHで出場を続けていた大津が前節新潟戦で負傷。この試合にも間に合わない様でクリスティアーノが左SHに回りそうです。
クリスティアーノに代わって前線にはいるのはルヴァンカップで圧倒的なパフォーマンスを見せたディエゴ・オリヴェイラ。その他は連勝を続けているメンバー、右SHには伊東、ボランチは手塚と大谷、最終ラインは小池、中谷、中山、輪湖と並ぶ形になりそうです。

柏はここまでリーグ5位タイの12得点でセレッソとは1点しか変わりませんが、攻撃はかなり強烈。いずれも爆発的なスピードを持つアタッカーがいるだけではなく、ここの所ビルドアップからCBとSBの間とSBの外側を上手く使ってサイドを崩す形も見られるようになっており、その数字以上の迫力があります。
ただ、結構ボールも失います。なのでセレッソよりもカウンターを受ける回数は多く、相手の攻撃を受ける場面もあります。後ろからボールを繋いでくる事ができるので、ポゼッションもできるのですが、川崎や浦和の様にボールをもって試合をコントロールするというよりどんどん前に仕掛けてきます。
セレッソとしては前節同様に高い位置からの守備とブロックを使い分ける形で、カウンターから先制点を奪いたい所。清武が入ることでカウンターもかなりスムーズに行けるようになり、まだゴールはPKの1点だけですがそこに柿谷も絡める形はみえつつあるので、まずは先制ゴール。そこから守備でコントロールする展開に持って行きたい所です。

ちなみに柏餅よりも桜餅の方が歴史があります。