2018年8月4日土曜日

明治安田生命J1リーグ 第20節 vs サガン鳥栖 プレビュー

2018年8月5日 19時00分:ベストアメニティスタジアム

予想スタメン

前節から中3日で迎える明治安田生命J1リーグ 第20節。セレッソ大阪は敵地ベストアメニティスタジアムでサガン鳥栖との対戦となる。


■前回の対戦

前回の対戦は4月7日にキンチョウスタジアムで行われた第6節。
柿谷と丸橋のゴールでセレッソが2点を奪い、鳥栖の反撃を1点に抑え勝利している。

サガン鳥栖は4-3-1-2の布陣をメインとしているが、この試合では4-3-2-1のクリスマスツリー型を採用。イバルボを最前線に、小野と田川をシャドゥに起用してきた。
鳥栖がとった4-3-2-1はセレッソの4-4-2対して、攻撃では大外をSBが上がることで1トップ2シャドゥがそれぞれ間のポジションをとることができるというメリットがあるが、守備ではマッチアップ的にSBが空いてしまうという問題点もある。
この問題点に対してフィッカデンティはインサイドハーフをSBに突撃させ、さらにセレッソのボランチに対してシャドゥをピッタリと当てることで、サイドチェンジをさせない、片方のサイドではめ込もうという形をとってきた。

この鳥栖の攻撃・守備に対して立ち上がりのセレッソは翻弄され、思うように守備・攻撃共にできない時間が続くが、攻撃で20分ごろからスライドする中盤3枚の間で柿谷がボールを受けはじめると、鳥栖はサイドではめ込むことができなくなってくる。
そうなると、セレッソはサイドチェンジをつかって攻め込むことができるようになり、その流れからそのままセレッソは柿谷の先制ゴールにつなげた。

鳥栖は守備の狙いを外されたことで布陣を4-4-2に変更。攻撃での優位性も捨てることになるが、守備の問題をまず解決させ、シンプルながらサイドからの攻撃で活路を見出そうとする。
しかし次のゴールもセレッソ。CKから丸橋が直接決めてリードを広げた。

終盤には4-4-2でブロックを下げて守るセレッソに対して、鳥栖が左サイドからSHをサイドで引っ張り空いたスペースからクロスを入れる攻撃で1点を奪い返すが、その後はセレッソが5バックにして対応。
このまま逃げ切りに成功している。

■最近の鳥栖

降格圏となる17位に沈んでいる今季の鳥栖。
失点数もリーグ12番目となる24と決して少なくはないのだが、それ以上に問題なのが得点。
19試合でわずか15得点はリーグワースト。とにかく点が取れないのだ。

スタッツを見てもポゼッション率が47.4%で13位。30m侵入回数も39.2回/試合でリーグ15位。
パス数も408.7回で14位。シュート数も12.2本で13位という数字が並んでいる。
ただこの数字、実は昨季の数字と大差が無い。
フィッカデンティの鳥栖はボール保持にもこだわらないし、ショートパスを繋ぐ攻撃も指向していない。奪ったボールを縦に速くつけそこから手数をそれほどかけずにフィニッシュまで持っていくというサッカーなので今季のこれらのデータもそんなに悪いものではない。
実際にプレー数のエリア別比率ではアタッキングサードでのプレー比率がリーグ4位の28%。ペナルティエリア付近のプレー数でもリーグ5位の67.1回/試合を記録しており、相手ゴール近くまでボールを運ぶことはできているのだ。

そんな中で今季の低迷、得点力不足に悩んでいる最大の原因は攻撃陣にあまりにも故障者が多いことだろう。
鳥栖は今季の軸として考えていたイバルボもチョ・ドンゴンもリーグ戦で半分以下の時間しかプレーすることができておらず現時点では2人とも長期離脱中。東京五輪を目指すU-21日本代表でも期待が集まる田川は途中出場を含め17試合に出場しているが、19歳の選手にすべてを背負わせるのは流石に厳しい。

ただ、これだけはっきりした理由があるため、この夏の移籍期間に対する動きも早かった。
期限付きで出していた豊田を韓国から呼び戻し、ビッグネームのフェルナンド・トーレスを獲得。さらに鹿島から金崎獲得し、前線のタレントを加えた。
金崎獲得のためにCBのチョン・スンヒョンを放出することになったが、すぐさま新外国人として大型CBのジョアン・オマリを期限付きで獲得している。

こうしてようやく陣容は整えてきた鳥栖だが、ここ数試合をみると流石にまだこの新戦力たちがフィットしているとは言い難いのが現状だ。
お互いボール保持を基本としていないチーム同士の対戦となった前節清水戦では、清水が20分に先制したことでその後ボールを持たされちぐはぐな攻撃を繰り返すことに。
最終的にはこれが結果に影響したとも言いたくなるほどのアンラッキーなジャッジもあったが、試合全般をみると背後のボールを要求していたトーレスがボールが出てこないから中盤に降りてきてしまうという、上手くいかないチームの典型的な試合となってしまっていた。

■プレビュー

サガン鳥栖のメンバーだが、今節は小野が累積警告で出場停止。ということでトーレス、金崎の2トップの下に小野という形は使えなくなる。
代わりに先発となるのは田川の可能性が高そうだが、気になるのはその布陣。
トーレス、金崎、田川というユニットだといつもの4-3-1-2ではなく、前回対戦時に採用した4-3-2-1、クリスマスツリーの可能性が高いだろう。中盤には高橋秀人をアンカーに原川と福田。最終ラインは小林、キム・ミンヒョク、高橋祐治、吉田が並び、GK権田の11人となるのではないだろうか。

一方でセレッソ大阪の先発メンバー11人だが、前節にこれまでのターンオーバーから2人だけの入れ替えと変えたので、今節は逆に少しむずかしい。
ただ、それでも連戦を考えるとある程度の入れ替えは行ってくるはずで、前回対戦時に起用したオスマルや水沼、高木あたりは先発に名を連ねてくるのではないだろうか。

試合のポイントになるのは、サイドで鳥栖がハメに来た時の打開。
前回対戦時にも勝負のポイントとなった部分だが、鳥栖は中盤3枚で起用してくる以上、守備時にはサイドではめ込む形を必ず狙ってくる。
ここをいかに打開するか。そしてSHに水沼、高木とサイドアタッカーを起用するなら、2トップの1人。柿谷や山村がポイントになってくるだろう。
中央のエリアを使うことができるとサイドに展開してクロスという形も使える。
今季はクロスからの得点が上げられていないが、クロス攻撃のポイントとなるのは単にキックの精度ではない。
クロスの精度や質以外にも、クロスを上げる場所、そして何よりも大切なのが相手DFのポジショニングだ。このポジショニングを崩すためにはサイドまでのボールの運び方が大切になる。
そのためには中央のエリアを使うことができるかどうかは大きなポイントになる。

連戦が続くため日頃のトレーニングはどうしてもリカバリが中心となり、この短期間でチームに何かを落とし込むのは難しいかとは思うが、ズルズル順位を下げないためにもここでまずリーグ再開後初の勝利をあげておきたい。


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