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Lineups
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スターティングメンバー |
セレッソのメンバーは、累積警告でカチャルと扇原が出場停止という事でCBにはリーグ開幕戦以来の出場となる藤本が入り、右SBは加入以来初先発となる安藤と直近のガンバ大阪戦より2人を入れ替えている。
一方の浦項は前回対戦時からボランチだった7番が右サイドにまわりボランチに28番が入るという1人だけが代わっている。ちなみに前回同点ゴールを決めた元神戸のペ・チュンソクはベンチスタートになっている。
■浦項のハイプレスからスタート
マッチアップ |
浦項は落として入ってセレッソのパスワークについていけず、縦への勢いでペースを取り戻したという前回対戦時の反省を踏まえて、浦項が立ち上がりからミラーで噛み合ってるのを活かしてハイプレスを仕掛けてきます。
浦項の守備 |
浦項のハイプレスに対してセレッソは例えば杉本をターゲットにしたり、柿谷に裏を狙わせて長いボールを使えばよかったんですが、そんなプレーはほとんど見られませんでした。
浦項の攻撃 |
浦項のこの攻撃に対しては序盤こそ少し危ない場面が作られていましたが、粘り強い守備で凌ぎ切り15分ぐらいから徐々に浦項も守備のスタート位置を下げてくるようになり、16分ごろにようやくセレッソは南野を起点にしてボランチが相手陣内で前向きにボールを持つ事ができるようになり安藤のクロスから杉本のヘディングシュートや、フォルランが中盤に下りて組み立てに参加し丸橋が左サイドをえぐって柿谷が合わせるというシーンが見られるようになり始めます。
しかし24分、相手のスローインから安藤が18番に簡単に裏を取られてしまいクロス。こぼれ球を29番に押し込まれて浦項が先制。
これは完全に安藤のミスで単純にスローイン1本で裏を取られてしまうと流石に厳しいです。
4-4-2でセットし守備のスタート位置を下げる |
プレスも止み低い位置ではボールを持てるようになりますが…
41分南野のタックルで一発レッドカード
接触自体は激しくなく、南野も相手の足からは外そうとしていたようでガッツリ入った訳では無かったので本人としては赤までは想定していなかったようですが、足の裏を向けてアフターで行って接触しているので赤が出た事に対しては妥当なジャッジだったと思います。
41分〜 |
この後は何とか凌ぎ切り前半終了となりました。
HT〜 |
染谷はボランチに入り長谷川が左、柿谷がワントップ。山口は守備の時は染谷と横並びになって4-4の形をつくるけど攻撃の時はトップ下の位置まで出て行くので山口がトップ下とボランチの2人分やってその他はいつもと同じ感じにしようってところか。
ちなみに僕は10分ほど気が付かなかったんですが、HTに下がる時にポポヴィッチが主審に抗議して退席になっていました。
10人の相手に対して浦項はリスクを負う必要もないのでブロックを落としてカウンター狙いを徹底。
セレッソはボールを持って運べれば山口はトップ下なので攻撃にかける人数は減っておらずシュートまで持っていける場面はつくれるものの、どうしても山口が走るよりボールのスピードの方が速いのでカウンターで染谷の隣に戻る前にボールを運ばれるとジンヒョンお願い!というシーンもつくられることになっていました。SBがいつもの様に同時に前に出て行かずに逆サイドなら戻るとかにすればよかったんでしょうが、後半のプレーを見る限りおそらくSBは11人いる時と同じようにプレーしろって指示だったんだと思います。
ただ山口はホントにトップ下からボランチまでをカバーしつづけ、さっきまでトップ下でパスをだしていたのにボールを奪われたら猛然と戻ってボランチのスペースをカバーしているというちょっと普通では考えられない様なシーンも何度かみられました。
2度ほどあったカウンターは何度か凌いだものの、カウンターでスペースを使って走られると決定機になってしまうおそれが高いということで後半が10分過ぎた頃から山下・藤本・染谷の3人は徐々に前で止めたいという心境からか前に喰いついて行くようになります。
これはカウンター気味の形で相手の人数も少なくガッツリ当たりにいける時は良かったんですが、ポイントを作って人数をかけられるようになると前に喰いついたところはそのままギャップができスペースになってしまうので、65分、浦項はセレッソの左サイドで起点を作りそこからフリーランニングでサイドに抜ける浦項の7番に長谷川が引っ張られ、後ろから飛び出した28番は完全にフリー。
落ち着いて折り返したボールを12番に決められ浦項が追加点をあげます。
1つめのボールに食いつきすぎていて、人数をかけられた時にボールウォッチャーになってしまい飛び出してくる選手をだれも捕まえられていませんでした。
70分〜 |
セレッソも70分に前線でボールを収めきれていなかった柿谷を下げ永井をそのままワントップの位置に投入。
86分〜 |
86分に浦項は痛めた左SBの22番キム・デホに代えてFW登録の15番シン・ヨンジュンを右SHに投入し、丸橋番だった27番を左SBに回して対応するとそのまま試合終了。
0-2で浦項に完敗となりました。
■その他
セレッソにとって厳しい試合でした。
セレッソはここまでの試合で、ポポヴィッチの形であると思われる「後ろで人数をかけて外してSHにクサビを入れ、そこに人数をかけて中央に入っていこう」というのが上手くいかないと、フォルランや柿谷が自分の判断で(僕はそう思ってます)アレンジを加えて修正していくのですが、フォルランが動き始めた所で失点、さらに南野の退場で1人少なくなるという展開になってしまったのでそのアレンジを加える事ができなくなってしまいました。
後半はそのフォルランも下がってしまったので、アレンジが無く相手を動かす事も広げる事も出来ていない状態で、人数が揃っている中に突っ込んでいってショートパスで打開を狙うって形なのでミスパスも増えという悪循環になってしまいました。
この試合前の練習で染谷をボランチに入れた形も試していた様ですし、染谷自身はキッチリと役割をこなしていましたけど、個人的にはそれなら丸橋を前に出して新井場を左SBに入れ、丸橋を走らせてクロスで杉本にって感じの方がまだ幅もあるし形を作れたんじゃないかと思いました。
次は南野もポポヴィッチもいない中でアウェイで山東という厳しい試合ですが、同日のブリーラム対山東の試合でブリーラムが平野甲斐のゴールで勝利した為に勝てば無条件でラウンド16に進出できるという自力突破の可能性が残りました。
今シーズンの戦力を考えるとACLでグループリーグ敗退では失敗なので、厳しい試合にはなるでしょうが何とか勝ち切ってラウンド16進出して欲しいところです。
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