2014年4月29日19時00分:ヤンマースタジアム長居
前節ホームで甲府に完敗した大宮アルディージャをホーム長居に迎えての一戦。
ゴールデンウィークという事で中2日での試合となる。
予想スタメン |
今シーズンはマリノス・名古屋相手に開幕2連敗したもののその後川崎に劇的な逆転勝ち、仙台には4-0で勝っているので数字だけ見ると昨シーズン後半戦よりも良くなったんじゃないかと想像させる結果でしたが、5節に柏に引き分けると6節からは4連敗で現在2勝1分6敗の16位。
勝ち点をとった川崎・仙台・柏の試合内容をみると、大宮の1つ下の17位で苦しんでいる仙台戦は監督交代前で内容的にも妥当な勝利でしたが、川崎戦・柏戦は試合終盤の勢い任せの攻撃が相手のミスにも助けられて幸運にも勝ち点が取れましたという展開でした。
4/26に行われた甲府戦は最初に書いた様にまさに完敗で、大熊監督のインタビューによると序盤甲府の5-4-1の守備に対してサイドから幅を使って攻めようという狙いだったとの事でSHとSBは両サイドのタッチライン際にポジションを取らせており、トップのズラタンとトップ下の家長は相手の最終ライン、ボランチの横山と渡邉は中盤の4の手前にと甲府の5-4のブロックの外側をぐるっと囲む様なポジショニングになっており、パス回しはその外側でボールを回すだけ、相手のブロックを動かす様な間へのパスはほぼありませんでした。
さすがにこれはマズいという事でHTにボランチにカルリーニョスを入れて渡邉を右サイドに出すんですが、カルリーニョスが10分ほどでケガのために交代。
そうこうしてる間に甲府に追加点を決められて、終盤には勢い任せのサッカーを見せようとボランチの横山を下げてラドンチッチを投入し、さらにはCBの菊地を前線に置いてパワープレーを仕掛けるのかと思わせましたが、甲府にプレッシャーをかけられてボールが前線にまで届けられなくなる始末。結局ズラタンがボランチの位置にまで下がってプレーをするというかなり厳しい試合をしてしまっていました。
中2日での連戦とはいえ、この試合はちょっとヒドすぎる内容だったので流石にいくつかは修正してくるかとは思いますが、大宮の状態は決して良くはありません。
大宮の守備に関して言えば4-4-2でセットする形ですが、昨シーズンの前半の様に高い位置からプレッシャーをかけて来る訳ではなく自陣でスペースを埋める形。
ただ、完全に引きこもるかと言えばそうでも無く、またブロックの中へ入れられた時も誰が行くのかが中途半端になっている場面も見られます。
また攻撃に関しては、甲府戦で言えば後半のカルリーニョスが入っていなくなるまでの10分ほどがおそらくやりたい形なんだと思います。それだと間にパスを入れて素早く外に展開してクロスという形が狙いなんでしょうか。昨シーズンに比べるとボールが欲しい様なのでボールを動かしながらチョヨンチョルと家長という個の能力の高い選手はいるのでそこで勝負させたいという狙いがあるんでしょう。
■プレビュー
セレッソは3-4-2-1を継続してくると思います。なので神戸戦同様中盤の4で相手にプレッシャーをかけてそこから一気のショートカウンターを狙って行きたいところです。
特に大宮のボランチの所は選択肢が少ないままボールを横に動かすだけになってる事が多いのでそこは狙い目だと思います。
怖いのは、川崎に勝利し、また柏から勝ち点をとる事に成功した、終盤にやる勢い任せの捨て身の攻撃です。
これをさせない為にはゲームをコントロールし、勝っているなら1点差じゃなくって2点差に持っていく事。捨て身の攻撃は何が起こるかわかりませんからね。
セレッソもリーグ戦では5節以降は勝利が無くいい状態とは言えませんが、ここに来て取り組みだした3-4-2-1は機能しはじめています。ホームで16位相手には絶対に勝たないといけません。
できれば山下・長谷川・柿谷のうち何人かは休ませたいところなんですが、休ませないんだろうなあ・・・
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