2021年10月30日土曜日

JリーグYBCルヴァンカップ 決勝 名古屋グランパス vs. セレッソ大阪 プレビュー

 2021年10月30日 13時05分:埼玉スタジアム2002

予想スタメン

今季最初のタイトルをかけた一戦、29回目のJリーグYBCルヴァンカップ決勝、名古屋グランパス対セレッソ大阪の一戦が埼玉スタジアム2002行われる。


■予想スタメン

名古屋グランパスの予想スタメンだが、まず間違いないのは3日前の天皇杯には登録の関係で出場できなかったキム・ミンテが復帰すること。となると中谷進之介とCBコンビを組む形となるので、天皇杯ではCBだった木本恭生が1列前に出てCHに入ることが予想される。

またおそらく右SBには試合終盤に途中出場してきた宮原和也も復帰。さらに最後まで温存した前田直輝も起用してくるだろう。ここで起用しないと天皇杯で休ませた意味が無い。

そしてシュヴィルツォクがその天皇杯でフル出場していることを考えると、通常の4-2-3-1ならばCHには木本と稲垣祥、両サイドにはマテウスと相馬勇紀を起用し前線に柿谷曜一朗と前田が入る形だろうか。もしかするとシュヴィルツォクと前田を前線で並べる形もありえる。

しかし天皇杯でセレッソにCHの後ろを起点にされたことを考えると中盤を木本、稲垣、長澤和輝で組み、前線の柿谷を1枚削る4-3-3の可能性もあるのではないかと思う。さらに言えば最近5-3-2にしたときにIHでマテウスを起用することもあるので、IHには長澤ではなくマテウスが入り、右に前田、CFにシュヴィルツォクという可能性もある。

試合を観る限りフィッカデンティはDFラインを動かされることを極端に嫌うので、重心は少し低くなるが4-3-3を決断する可能性も十分あるのではないだろうか。


セレッソ大阪の予想スタメンだが、こちらは天皇杯で休んだ選手が戻ってくるはず。DFラインは普段のメンバーに総入れ替え。中盤の両サイドでも坂元達裕、乾貴士が復帰。CHにはこの2試合休んでいたことで心配された原川力も前日練習で元気にトレーニングしている姿があるので、先発復帰が濃厚だ。

そして前線だが、今やエースとなった加藤陸次樹が起用されることは間違いない。あともう1人についてはこれまでの起用法だと山田寛人ということになるが、ここで清武弘嗣をトップ下に起用する4-2-3-1を採用する可能性が高いのではないかと思っている。

乾が復帰する直前に清武が怪我をしてしまったことで、まだ2人が同時に先発をしたことはなく、同時にピッチに立ったのもまだ数分間。

同時に先発起用するタイミングとしてはここがベストではないかと思う。

清武を起用するとトップ下となるので、普段の2トップとはボール保持での立ち位置が代わる。

もしかすると加藤が1人で2CBと相手しないといけない場面も出てくるかもしれない。

そこを踏まえてどれだけ準備できるか。

前の試合からこの試合に向けての準備期間は2日しかなかったが、清武が復帰した時点で4-2-3-1になることは濃厚だったので以前から準備はしていたはずである。


■やはり先制点

試合のポイントとしては天皇杯準々決勝でも明らかになったようにやはり先制点だ。

今季のリーグ戦で名古屋が先制した時の勝敗数17勝2分1敗。先制された時の勝敗数0勝1分8敗。

天皇杯準々決勝のレビューでも書いたようにこれは戦い方から来るものなので、先制点は絶対に与えたくないし、絶対に取りたい。


そしてこの先制点。天皇杯準々決勝では上手くセットプレーでとることができたが、セットプレーに関してはいつもうまくいくとは限らない。もちろん名古屋がCKから連続で失点していることも知っているだろうし、この試合に向けてもあらたな準備をしているとは思うが、それでも上手くいくとは限らない。


そうなった時にセレッソはどれだけ我慢できるかというのがこの試合の分かれ目になるだろう。

名古屋はポジションバランスをほとんど崩さない戦い方をするが、天皇杯準々決勝の結果もあっておそらくこの試合では普段以上に慎重な戦い方で試合に入ってくる可能性が高い。

となると0-0のままで試合が進む展開になりやすい。

その時に必要以上に焦って先制点を狙いにいかないこと。焦ると名古屋の思うつぼである。


その時は、そこまでの戦いの中で名古屋に対して何が有効かを見極めること。

天皇杯準々決勝ではGKからのビルドアップが再現性を持って名古屋に対して有効だった。

しかし今回は対策もしてくるとは思われるが、そのバリエーションで上回りたい。


そして今回乾が先発となると守備の強度はより高まるはず。そこで上回れる可能性は十分ある。

ただし名古屋はビルドアップに困れば長いボールを蹴っ飛ばすこともいとわない。となれば瀬古と西尾の両CBの奮闘にも期待がかかる。


2017年以来となるファイナル。前回の優勝を経験している選手も少なくなったが、ファイナルに出場したキム・ジンヒョン、松田陸、丸橋祐介、清武弘嗣はもちろん、当時は2種登録選手だったが瀬古歩夢、喜田陽もファイナルまでの過程で途中出場で優勝に貢献している。


まだプロになって優勝の経験の無い乾貴士や、Jリーグでは優勝経験の無い大久保嘉人のためにも、そして今いる選手はもちろんこの15年でセレッソ大阪に所属したことがある選手なら誰もがお世話になっただろう小菊昭雄監督のためにも、この試合で「カップをピンクに染めよう」


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