2020年10月5日月曜日

10/3 明治安田生命J1リーグ第20節 VS. 川崎フロンターレ @ ヤンマースタジアム長居

スタジアムヤンマースタジアム長居主審東城 穣
入場者数11,842人副審三原 純、松井 健太郎
天候 / 気温 / 湿度曇 / 27.2℃ / 45%第4の審判員岡 宏道

セレッソ大阪C大阪

 

川崎フロンターレ川崎F

 
  • 監督
  • ロティーナ
 
  • 監督
  • 鬼木 達

新型コロナウイルス感染予防対策のため、制限付き(入場可能数の「50%以下」又は
入場可能数が「20
000 人以上のスタジアムは30%程度からの段階的な緩和」)での試合開催
※入場可能数や適用時期は主管クラブが決定

 

<監督コメント>


<選手コメント>


2位対首位の対戦となった明治安田生命J1リーグ第20節。セレッソ大阪が本拠地ヤンマースタジアム長居に川崎フロンターレを迎えての一戦は1-3で川崎フロンターレに敗戦。これで川崎Fとの勝ち点差は14へと広がった。

■メンバー

セレッソ大阪の先発メンバーは前節から2人入れ替え。木本と柿谷が外れ藤田と清武が戻ってきた。
またベンチは豊川が外れ西川になり、丸橋が2試合続けてベンチ外に。先発に関しては戦術的理由も考えられるが、ベンチからも外れ、また代わりに小池がベンチ入りしていることを考えると負傷の可能性もありそうだ。

一方の川崎Fの先発メンバーだが、こちらも前節から2人入れ替え。車屋と旗手が外れ、登里と齋藤が起用された。
そしてベンチには3試合ぶりとなる大島が復帰。そのため下田や中村憲剛はベンチから外れている。

■右SH上げ

試合の立ち上がり10分間は川崎Fがボールを保持しセレッソを押し込むも、そこからはセレッソ押し返す。4分に家長がカットインからのシュートを放ち、7分にはCKからジェジエウがヘディング。15分には坂元のFKをブルーノ・メンデスがヘディングで合わせる。試合のハイライト的にはそんな感じだろう。

この試合の川崎Fは敵陣では前線を3人にしたプレッシングを行なってきた。
ただしその前線の3人は家長、小林、齋藤の3トップではなく、家長、小林、脇坂の3人。つまり脇坂を前に出した4-4-2の形から右SHの家長だけが少し前に出てくるという形である。
そうこれは鹿島が前半の途中から見せた形で、セレッソが少し困った形でもある。

対セレッソでのこの形のメリットとしてわかりやすいのは、セレッソのビルドアップを右に誘導しやすいことだろう。
3枚で行くことでセレッソはCH(主に藤田)が下がらざるを得なくなる。となると必然的に松田が右のワイドに出て坂元が中に入る。セレッソはこのあたりオートマチックなので相手からすると逆に最初からセレッソの立ち位置を限定することができるのだ。そうなれば後ろの選手も出て行きやすくなるので、プレスにも行きやすい。

しかしこの形による本命は、というかセレッソにとってそれ以上に困るのは、右のCHが清武を捕まえやすくなることではないかと思う。
SHから内側に入ってくる清武は相手にとって最も捕まえにくい選手である。
4-4-2同士のオリジナルポジションでマッチアップしているのは右SB。しかし内側に入られるとどこまでついていくのか問題が出てくる。安易に食いついてしまえば出てきたSBの背後をセレッソの2トップが狙ってくる。そして2CHはセレッソの2CHをケアしなければならない。なので清武がCHの背後でボールを受けることができるという仕組みになっている。
しかしこの右SHを上げる形だと、低い位置でビルドアップにはあまり絡まない片山は自動的に上がっていくので捨てることができる。
さらに下がっていったセレッソのCHをCHが気にする必要がなくなるので、右CHは迷いなく清武を捕まえることができるのだ。
鹿島戦ではレオ・シルバが、そしてこの試合では田中が、迷いなく清武に対応することができていた。

セレッソの攻撃はボール保持率が決して低いわけではないにもかかわらず30mライン侵入数やペナルティエリア侵入回数が少ない。
この戦い方でこれだけの勝ち点を重ねて来ていることから考えると当然だが、これは30mラインやペナルティエリアに「侵入出来ない」のではなく、フィニッシュに持ち込むためのスペースを確保するためにあえてそういう戦い方をしている。もちろん攻撃の形はそれだけではなく押し込んでから攻め切るという形もあり、その部分で最大の武器となっているのがサイドでの坂元のドリブルだったりするのだが、まず最初に狙っているのは自陣でのビルドアップから一気に加速してアタッキングサイドを攻略する形。その中では相手が捕まえにくい位置にいる清武が最大のキーマンで清武から一気に攻撃を加速させる。
清武が捕まえられるということはこの一気に加速する形が出しにくくなるということでもある。

■背後を使ってボールを保持する

しかし川崎Fが圧倒的にボールを持って押し込んでいた10分以降はボールを保持していたのはセレッソだった。
前半の飲水タイムの時点でもボール保持率で上回っていたのはセレッソ。そしてその後も30分ごろまでは同じ様な展開が続いていた。

セレッソは川崎Fの背後のスペースを使ってボールを運んでいた。
例えば鹿島ではCHの選手が広いエリアをカバーすることでCBをあまり動かさない様に守備をするのに対して、川崎FはCBが動いてカバーをするという意識が高い。アンカーが田中から守田に代わったことで多少は中盤がカバーすることも増えたが、原則的にはCBが動く。なのでセレッソはそれを使った。メンデスや奥埜をスペースに走らせ、奥埜や坂元がセカンドボールのサポートに入る。となると川崎FはCBが対応しているのでボールを取りに行くというよりも攻撃を遅らせるという判断になる。
もちろん川崎Fも攻撃を遅らせることができれば帰陣は早いので守備組織は作ることができる。また自陣では右SHの家長も中盤にしっかり戻って4-4-2のブロックを作るのでセレッソがそこから簡単にシュートまで持ち込むことができるというわけではない。
しかしその結果セレッソがボールを持つ時間が増えた。なので「川崎Fからボールを取り上げる」という部分ではうまく試合を運ぶことが出来ていたと言ってもいいだろう。

■川崎フロンターレのボール保持

川崎Fのボール保持で特徴的なのがボールサイドに人数をかけることだろう。ボールを持てば2CBが自陣に残り前線は3トップとIHの5人。中盤にはアンカーとSBがいて2-3-5の様な形になって押し込んでくる。

そしてボールサイドに4人もの人数をかけてくるのだが、通常これだけボールサイドに人数をかけてくるとバランスが崩れ同サイドだけの攻撃になるが、今季の川崎Fの場合ここから逆サイドのWGやSBにサイドチェンジをしても、この2人がサポートできる関係性が確保できている。なので、ここから2人のコンビネーションもあれば、また同じ様に人数をかけてくることもできる。これが今季の川崎Fのボール保持における最大の強みじゃないかと思う。
前半10分までの間にセレッソが押し込まれ、ペナルティエリア内にまで何度も侵入されたのはこの形からである。

しかし立ち上がりの10分以降はセレッソがボールを保持し、川崎Fは人数をかける局面を作れなかった。これは、セレッソのSHが川崎FのSBに早めに当たる形で制限し、さらにFWの1人(主に奥埜)がサポートに来ていたから。これで川崎Fに思う様にボールを運ばせていなかった。

ただ、川崎Fはそうなっても焦らない。そうなるとSBは大外で張らせて、今度はアンカーとIHでじっくりとボールを保持し相手のSHを出て来れなくする。立ち上がりの10分の様に簡単にアタッキングサードやペナルティエリア内に侵入することは出来ないが、じっくりとボールを持つことでセレッソのブロックを押し下げにかかる。
セレッソとしてもローラインブロックは苦じゃないのでそれを受け入れる。
30分を過ぎた頃からそんな展開になっていった。

どちらのチームもボールを簡単に失わないし、焦らない、じっくりとボールを持てるので、どちらのチームも1回の攻撃がやたらと長かった。

しかしそんな時間帯で川崎Fに先制点が生まれる。
きっかけとなったのはCKから。脇坂のCKは大外に流れ、そのボールを拾った齋藤のシュートは瀬古がクリアするも、そのクリアボールを登里がワンタッチで右サイドへ。これを再び脇坂ワンタッチで速いクロス。それをクリアしようとした瀬古の足にあたりゴールネットを揺らす。37分にオウンゴールで川崎Fが先制した。
脇坂のクロスは、もちろん小林を見ていたとは思うが、合わせたというよりも何かが起こればというものだったと思う。ただその脇坂のところに持っていった登里のパスが見事だった。
かなり強引に出したパスだったが、止めずに出したことでこの状況が生まれた。

■同点ゴール

前半の展開としては川崎Fがリードしているものの、内容的には互角だった。
川崎Fは最もやりたい形であるサイドで人数を押し込む形は前半10分ごろまでしか出来ず、前半の中盤はセレッソにボールを持たれる時間も作られたが、中盤の3人を中心に焦れずにボールを動かすことで再びボールを持つ展開に持っていった。
セレッソは清武が捕まえられているので、フリーの清武からアタッキングサードを一気に攻略するという形は作れないが、スペースへの長いボールを使ってセカンドボールを回収。川崎Fの守備の仕組みを使ってボールを持つ時間を作った。
どちらも一番やりたいことはできていないが、相手の一番やりたいこともさせていない。そして二番目にやりたいことはできている。そんな状態だったと思う。

そして迎えた後半立ち上がりは前半同様の展開だったが、徐々に川崎Fがボールを持つ時間を長くする。
その要因となっていたのが家長。右SHの家長が左サイドにまできて人数をかける。これで川崎Fはセレッソを押し込む形を作る。家長をさらに同サイドに加勢させることで一番やりたい形を作ろうということだったんだと思う。

ただ、これは正直微妙だったと思う。
というのも確かに押し込むことが出来ているのだが、SHまでもが移動した分サイドチェンジで逆サイドでもということにはならない。そうなればセレッソもブロックを密集して対応できる。なので確かにこの時間帯でもシュートは放っていたが、崩して放ったというシュートはほぼなかった。

そうなると徐々にまたセレッソが長いボールを使ってCBを動かしセカンドボールを回収することでボールを運び出す。ここからセレッソは何度もCKを得るなどいい形を作り始めていた。
54分に坂元が登里との競り合いを制してペナルティエリア内に侵入するも登里がリカバーで対処。55分には片山の武器である高さを使って、キム・ジンヒョンからのキックで片山、そして清武に預け再びボールを受けた片山が一気にゴール前へと侵入してシュートを打つ場面を作るなどし、川崎Fを押し込み始める。坂元の突破に対する登里のリカバーはリプレーでよく見ればボールにチャレンジできているとは言い難いのでPKをとったとしてもおかしくないが、流れの中でジャッジしている主審からみればノーファールと判断しても仕方がないかなという場面だった。

そんな中で迎えたのが62分の同点ゴール。
起点となったのは再びロングボールから。セカンドボールを回収すると右サイドに展開。松田のアーリークロスを置くのが頭で合わせてセレッソが1-1の同点に追いつく。

松田のクロスもピタリをあったピンポイントクロスだったが、アタッキングサードを一気に攻略するというセレッソらしいゴールだった。

■ロジャー・フェデラーの様な


セレッソの同点ゴール直後の63分、川崎Fは脇坂と齋藤に代えて大島と三笘を投入する。

この後セレッソは坂元が松田の外側にまで戻る様になる。齋藤の時はやってなかったので前回やられた三笘に相当警戒していたことがわかる。坂元が下がる斗中盤の枚数は減るが奥埜が戻ってくるのでブロックの強度は確保できる。

そして73分にセレッソはブルーノ・メンデスに代えて藤尾を投入。
ユース上がりのルーキーであり実績のほとんどない選手だが、この試合のベンチメンバーをみれば、この試合でのキーになる長いボールを受ける選手、高さがあってスペースへと動くブルーノ・メンデスの仕事ができるのは藤尾しかいなかった。なのでブルーノ・メンデスが代わるならこの交代だろう。
そしてそれだけ藤尾はロティーナに高く評価されているとも言える。
同時に川崎Fも田中と登里に代えて旗手と車屋を投入。4-4-2に代える。登里は坂元に後手を踏む様になっていたからだろう。

そして川崎Fの4-4-2への変更はほとんどの試合ハイプレスの合図である。なのでここから一気に来るのかと思われた。
しかしこの試合のセレッソは長いボールを使ってボールを運ぶ。なのでこの布陣変更が即ペースチェンジとならず、セレッソのブロックの前に攻めあぐねるという時間になっていった。

なので川崎Fは82分に小林に代えてレアンドロ・ダミアンを投入。
押し込むことはできるのでサイズがあって横からのボールに強い選手を起用してきた。

しかしこの交代直後のCK。こぼれ球を旗手がペナルティエリアの外からシュート。これはキム・ジンヒョンがセーブするもそのこぼれ球をレアンドロ・ダミアンが押し込みゴール。83分に川崎Fが1-2と再びリードする。
崩せない展開の中からセットプレーのこぼれ球で点をとってくるところが非常にいやらしい、というか乗っているチームだということを感じさせる。

この失点直後にセレッソは奥埜、清武、藤田に代えて、高木、柿谷、木本を投入。交代自体はCKの前から準備していたが、CKだということで見送っていた。
藤田の交代は少し前に腿裏を痛めた様な仕草を見せていたことからだろう。その直後は本人が大丈夫だというサインを送っていたが、やはりここで交代させた。

そしてプレー再開のキックオフから川崎Fはハイプレス。
ここでボールを奪うと一気に押し込み山根が粘ったところから最後は三笘が押し込みゴール。川崎Fが1-3とリードを広げた。
最初の4-4-2への変更ではペースチェンジはうまくいかなかったが、失点で落ち込んでいるところに一気に畳みかけてきた。
テニスでいうところのロジャー・フェデラーの様な試合の決め方である。
現在の男子テニス界にはフェデラー、ナダル、ジョコヴィッチなど多くのレジェンドがいるが、ナダルはサーブをする前に毎回自分のルーティーンを淡々とこなすことで平常心を作り、ゆっくりと時間をかけて自分のペースを作る。
しかしフェデラーはナダルとは全く異なり、速いテンポでどんどんサーブを打つ。しかもそのペースが最も上がるのがブレークに成功した後のサービスゲーム。ブレークされたことで相手は少なからずショックを受けるので、その隙に、相手が平常心を取り戻す前に、一気に攻め込み試合の流れを自分のものにしてしまうのだ。
2点目から3点目の畳み込み方はまさにフェデラーの様だった。

90分にセレッソは坂元に代えて西川を投入しゴール前まで迫る場面を作るもゴールは割れず。
ボールを持つだけなら問題なく時間を使うことができる川崎Fがそのまま逃げ切り試合終了。1-3でセレッソ大阪は川崎フロンターレに敗れ、勝ち点差は14へと広がった。

■その他

試合としては、両チーム共に1週間かけて万全の準備をしてこの試合に臨んだことがわかる、これぞ上位争位というハイレベルで拮抗した好ゲームだった。
畳み掛ける様に3点目を奪われたことで川崎Fが圧倒した様に感じるかもしれないが、どちらに転んでもおかしくない試合だったと思う。
セレッソはある程度川崎Fからボールを取り上げることもできていたし、ボールを運ぶこともできていた。そして3失点はあったものの守備ブロックを崩されての失点は1つもない。
差があったのはベンチメンバーも含めた余力の部分。これが川崎Fがここ数年かけて積み上げてきた成果なのだろう。

現実問題として残り12試合で勝ち点差14は逆転するのは不可能に近い。そして余力があることも含めて川崎Fがここから一気に負けだすということも考えにくい。
なので、今季の目標であったリーグ優勝はかなり難しい状況となったが、ここからは目の前の1試合ずつを勝っていくことに集中していきたい。
そして、前半戦で敗れた名古屋、鹿島にリベンジを果たすこと。そしてダービーでダブルを達成すること。そして2位以内に入ることが目標だろう。今節の結果で順位表上は3位となったが、2位に上がった東京はセレッソよりも2試合消化が多い。実質2位に最も近い位置にいるのはセレッソである。

2位以内に入ることができれば、今季は年末に各カテゴリのチャンピオンが集まるチャンピオン・カーニバル的な大会となった天皇杯がある。
ここで川崎Fにリベンジを果たす機会を掴むためにも次の名古屋戦が重要となる。


6 件のコメント :

  1. 余力というか総合力というか、
    言葉の選び方の違いに過ぎないのかもしれませんが…
    スタメンとそこでの戦いなら十分やれる、というのはまさにそうだと思います。

    ただ、2位に入って天皇杯でリベンジする機会があったとしても、
    延長のある天皇杯ではさらに余力の差が出るかもしれません。

    例えばの話、柿谷がスーパーサブとして三苫ぐらいの存在感を出せていれば、
    という話なのではないかと前回の対戦あたりから思っているのですよね…

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    1. コメントありがとうございます。
      そんなに悲観的にならなくてもいいかと。

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  2. 実際に現地で見ていて思ったことを一つだけ。
    セレッソは練習時、スタメン組とサブ組に分かれて行っていました。これはいつもどうりの風景なのですが、川崎側を見て驚いたのが、皆一緒に練習をしていたことです。あまり見慣れない風景だったので、少し驚きました。しかし、川崎は皆がスタメンという事なのかという事で納得出来ました。誰が出ても同じことが出来るという強さがあるのではないのでしょうか。まあ、この借りは天皇杯で倍返ししましょう。

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    1. コメントありがとうございます。
      川崎のアップを見てないのですが、同じメニューをやってたんですか!!
      皆がスタメンとかっていうよりも、プレーするタイミングというか時間が違うのに同じメニューをやってるのはちょっとありえないことなので驚きです。

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  3. 展開から結果まで予想通り過ぎる結果。FWに関しては非常に不満で未来ないメンツだが、デサバト、松田、片山、坂元、奥埜、ヨニッチなど、戦ってる姿が見られたので悔しいながら満足。3位に付けてる理由は彼らだろう。
    疑問なのが、ヴェルディ時代から縦につけるボランチが少ないこと。散らす系のダブルボランチを前後に配置みたいなやり方は昔からだが、ソウザなどの縦が出せるボランチは使わないのだろうか。使えないのだろうか。FW取れないなら無能なFWでも活かす戦術や選手に期待。(ソウザがいいと言ってるわけではない。)

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    1. コメントありがとうございます。
      ソウザはさておき、縦につけるかどうかはゲームプランの問題だと思いますよ。

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