2021年9月18日土曜日

明治安田生命J1リーグ第29節 VS. 浦和レッズ プレビュー

 2021年9月18日 19時00分:埼玉スタジアム2002

予想スタメン


ACLの敗退から中2日で迎える明治安田生命J1リーグ第29節、セレッソ大阪は敵地埼玉スタジアム2002で浦和レッズと対戦する。


■前回の対戦

前回の対戦は4月18日に行われた第10節。ヤンマースタジアムで行われた一戦は1-0で勝利。

この後セレッソ大阪は4ヶ月以上リーグ戦での勝利から遠ざかることとなるが、この試合では丸橋のゴールを守りきり勝利している。

前回対戦時のスターティングメンバー

両チームのスターティングメンバーは上記。セレッソは坂元、原川、瀬古が離脱中。タガートとチアゴはまだ合流しておらず、ダンクレーはいたが負傷を抱えていた。ということで右SHに西川、CBは進藤と西尾が入る。

浦和の布陣は4-1-4-1となっているがスタート時の立ち位置は柴戸と伊藤の2CHっぽかった。しかしセレッソにプレスの基準点を定めさせないためにポジションを動かすため最終的には4-1-4-1とも言える立ち位置になっていた。


ちょうどこの時期は徐々に浦和に戦い方が定着してきたころ。ということで立ち上がりから圧倒的に浦和がボールを保持する展開になる。

中盤から最終ラインに1人降りて、アンカーが2トップの間にポジションを取ることで2トップの脇からボールを前進させる浦和。ここでセレッソのSHが食いつくと大外レーンとインサイドレーンの選手と連動してサイドを崩しにかかる。いわゆる5レーンにバランス良く選手が配置されており、浦和に戦い方が定着していることをより感じさせられた。

ということでセレッソが完全に押し込まれることになったが、大きかったのはこの苦しい戦いとなった前半を0-0で折り返したことだろう。


セレッソはHTに清武と西川に代えて中島と山田を投入。浦和は伊藤に代えて興梠を投入。

そして前半ジリ貧だったセレッソは後半開始からイチかバチかのプレスをかけるようになる。

しかしこれで試合は少しオープンになっていく。

もちろん浦和がセレッソゴールに迫る場面も増えるが、前半ジリ貧だったセレッソも浦和のゴールに近づく場面も見られるようになった。


そんな中66分にCKのこぼれ球から丸橋が値千金のゴール。

試合展開としては圧倒的に劣勢だったが、試合がオープンになっていった後半にセットプレーからのゴールで先制に成功する。


その後はさらに打ち合いの様相が強まるも両チームゴールはなく試合終了。

内容的には完敗だったが結果は勝利。産みの苦しみの途中段階にいる浦和に対して、毎回抽選サッカーのクルピ監督率いるセレッソが当たりを引くというお互いのチーム状態が象徴されたような試合で勝利を飾っている。


■現在の浦和レッズ

前回対戦時もリカルド・ロドリゲス監督の就任によってチームが改善されていることを感じさせた浦和。あれから5ヶ月がたってかなりチームが成熟してきている。

リーグ戦では現在5試合負けなし(4勝1分け)。Aマッチウィーク中のルヴァンカップでも2試合ともに引き分けながらもアウェイゴールで川崎Fに競り勝っている。


こうしてチームが確実に前進しているのは、もちろんシーズンの半分がすぎてポジショナルプレーの考え方がチームに浸透したこと、そしてリカルド・ロドリゲスの戦術がチームに浸透したこともあるが、そこで出てきた問題点、課題にあわせてクラブも確実に動いていることだろう。

この夏の移籍期間で武田、杉本を期限付きで、武藤を完全で放出したが、アレクサンダー・ショルツ、酒井宏樹、江坂任、平野佑一、木下康介を獲得。獲得した全員が既にリーグ戦に出場しており、さらに木下以外の4選手は既に4試合に先発している。


また前回対戦時から大きな違いといえば、ゴール前で勝負できるストライカー、キャスパー・ユンカーの存在だろう。

5月5日のルヴァンカップでデビューするといきなりゴール。さらに続くリーグ戦でもゴールを決めるとデビュー以来リーグ戦4戦連発。ここまでのリーグ戦出場15試合で8ゴールと、2試合に1ゴール以上のペースでゴールを量産している。

ユンカーの最大の武器はフィニッシュ。スピードがあるので裏抜けができ、攻撃に奥行きを作ることができるが、資質としては典型的なストライカーというタイプで、何もないところから1人でゴールを奪ってくるというタイプの選手ではないが、チャンスをお膳立てしてあげれば確実にゴールネットを揺らすことができる。ポジショナルプレーの考え方でチーム全体でゴール前まではボールを運ぶことができるので、ゴール前で勝負できる選手が欲しいと昨季までセレッソに欲しいと願い続けていたタイプの選手である。


ただ、そんなユンカーもここのところはベンチスタートが多く、途中から入ってくる攻撃の切り札的な役割を担っている。

そんな中でFWで先発しているのが江坂。江坂は以前から何度もここに書いているように何でもできる選手なのだが、ここのところFWで先発しているのは、トップ下に入る坂元の中学〜高校のチームメイトであり一番の親友でもあるという小泉佳穂とのコンビが機能しているからだろう。

FWとトップ下の関係になる江坂と小泉だが、この2人が機能しているのは守備面。2人が横並びになる4-4-2の1列目の守備は今のJリーグで最も機能している1列目ではないだろうか。

この2人が上手いのは背中でコースを消しながら相手のボールの行方を制限するプレッシング。

小泉なんかは一見華奢に見えるし、2人ともそこでボールを奪い切るというようなプレッシングではないが、丁寧にポジションを修正し角度を調整しながらプレッシングをかける。

これによって相手のボールの方向はどうしても限定されるので後ろの4-4は思い切ってアプローチに行くことができる。まさに1列目のお手本のようなプレッシングを見せる。

浦和にはもちろんボール保持もあるが、これで試合のペースを握っている部分が大きいのではないだろうか。


ただ、一方でビルドアップの部分にはまだ不安な部分を覗かせることもある。

例えばそれが出たのが1ヶ月以上前にはなるが札幌戦だったり、川崎Fとのルヴァンカップでの特定の時間帯だったり。

相手の守備の基準点をずらすためにビルドアップでは立ち位置を動かすが、そこに合わされると結構詰まってしまうことも多い。岩波やショルツ、そして槙野もパスを出せる選手ではあるが、ポジション的にもそこで打開することは難しい。

となると後ろに人数をかけすぎて結局運べないといった状況に陥ることもままあるのが現状である。


ただ、それを抱えているからこその江坂と小泉でスタートするという部分もあるのだろう。

前で制限をかけてボールを奪えればこういった厳しい状況に陥ることが格段に少なくなる。

そして相手も90分間人数をあわせてプレスを仕掛けることも出来ないので、そこでスーパーなユンカーを投入する。

もしかするとそういう目論見もあるのかもしれない。


■メンバー

浦和レッズのスターティングメンバーだが、浦和は1週間の準備期間があるので、2-0で勝利した前節から大きな変化は無いだろう。

GK西川周作からDFラインは酒井、岩波、ショルツ、明本。CHは平野と柴戸、両サイドは関根と汰木、前線は小泉と江坂。

あるとすればCHのところで伊藤が入るかどうかということろか。


一方、セレッソ大阪のスターティングメンバーだが、こちらはACLから中2日。13連戦の11試合目でさらにアウェイゲームということもあり難しい選択となる。

ポイントとなるのがACLを負傷で回避したとされる坂元がもどってこれるかどうかで、負傷内容にもよるがもし雨でグラウンド状態が悪いならここでも回避させるかもしれない。

坂元は前回の対戦でも欠場しているので親友小泉との対戦がまたお預けとなる可能性もある。

となると右SHはACLでも先発した山田か途中出場の中島か。このあたりは前線の含めての選択となるだろう。

そして前回の浦和戦を最後にリーグ戦では先発していない西川潤だが、ここのところプレー内容も向上しているのでもしかすると先発もあるのではないかと感じている。

ただ、そうなっても今の起用方法だと右サイドではなく前線か。


■プレスか撤退かをはっきりしたい

試合としては浦和がボールを保持する展開になる可能性が高い。

それに対してセレッソはどう戦うか。小菊監督になってからは精度はまだまだながらプレスに行く機会が増えている。プレスの精度としてはまだまだだが、セレッソのビルドアップの精度、浦和の1列目の守備の精度を考えると思い切ってプレスに行くのも悪くない決断だと思う。


しかし0-0の時間を長くしようという考え方も悪くない。

この試合で最も避けたいのは先制点を奪われること。なので例えば前半は割り切るという考え方もありだとは思う。


なので、大切なのは行くなら行く、行かないなら行かないとはっきりする必要があるだろう。

昨季まで自分たちも散々恩恵を受けてきたように中途半端なプレスが一番与し易い。


連戦による疲労の問題、けが人の問題もあり、相手は上向きの浦和。難しい展開になるとは思うが、浦和とは2017年以降の対戦12試合で6勝3分3敗と大きく勝ち越している。

来月にはルヴァンカップの対戦もあるので、何とか結果を掴み対ところだ。


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