スタジアム | 埼玉スタジアム2002 | 主審 | 中村 太 |
入場者数 | 4,887人 | 副審 | 五十嵐 泰之、赤阪 修 |
天候 / 気温 / 湿度 | 雨 / 23.2℃ / 90% | 第4の審判員 | 阿部 将茂 |
VAR | 岡部 拓人 | ||
AVAR | 相樂 亨 |
メンバー
浦和
C大阪
- 監督
- リカルド ロドリゲス
- 監督
- 小菊 昭雄
新型コロナウイルス感染予防対策のため、制限付き
(入場者数上限「5000人以下」又は収容率「50%以下」)での試合開催
<監督コメント>
<選手コメント>
ACLの敗退から中2日で迎える明治安田生命J1リーグ第29節、敵地埼玉スタジアム2002での浦和レッズ対セレッソ大阪の一戦は2-0で敗戦。差を見せつけられる完敗となり、これで公式戦3連敗となった。
■メンバー
浦和レッズのスターティングメンバーは前節から1人入れ替え。CHの伊藤敦樹に代わってこの夏に水戸から加入した平野佑一が起用された。
ということで前線は江坂任と小泉佳穂のコンビが継続、キャスパー・ユンカーはベンチスタートとなる。
一方、セレッソ大阪のスターティングメンバーはミッドウィークのACLから4人入れ替え。外れたのはチアゴ、鳥海晃司、原川力、アダム・タガートで、西尾隆矢、瀬古歩夢、西川潤、加藤陸次樹が起用された。
13連戦の11試合目ということでどうしても選手を入れ替えながらという戦いになる。
またベンチにはACLを負傷で回避した坂元達裕だけでなく、前回4月18日の浦和戦以降負傷の治療で離脱していた進藤亮佑が5ヶ月ぶりに復帰している。
そして小菊体制になり西尾が両SBでも起用できる目処がたったことで今節もSBのベンチ入りはなし。進藤、原川力以外は坂元、大久保嘉人、中島元彦、アダム・タガートとベンチにはアタッカーがずらりと並んでいる。
■CH脇とDFラインの背後に狙いを定めていた浦和
自陣からボールを繋ぐ浦和と小菊監督就任以降はより前でボールを奪おうという姿勢を見せているセレッソ。
浦和が4-2-3-1でセレッソが4-4-2なので2CBと2トップが同数でマッチアップしているので浦和は3人目を用意する形になり、キックオフからの試合立ち上がりは浦和は右SBの酒井を最終ラインに残した方上げ3バックの形でスタート。となるとセレッソは左SHの乾を一列上げて枚数を合わせに行くことになる。
これに対して一発回答を見せたのがわずか開始12秒の場面。GK西川を経由し平野からワンタッチで乾の後ろに落とすパスを入れる。SHが一列前にでるということはCHの脇は空いているのでそこにボールを落とすというイメージ。ここはその前で関根が丸橋を止めているのでどうしても空く。そこに乾の背後をとった酒井、トップから降りてきた小泉が入ってくる。結果的にこのパスを受けたのは丸橋を止める形でマッチアップしていた関根だったが、最初から丸橋は関根とマッチアップしているものの、そこに酒井が乾の背後をとってフリーで出てきているので丸橋が強く行くことはできない。
この場面について解説の戸田さんも、スカウティングで準備していたのではないかとおっしゃられていたが開始早々に見せたということはそういうことなのだろう。
またさらに直後の58秒の場面でも、この時は前に出ていなかったので乾がカットし最終的には加藤が倒されてセレッソがFKを獲得することになるが、平野は同じようにワンタッチでCHの脇に降りてきた江坂へパスを出しているので準備してきた形であることは間違い無さそうだ。
そして、浦和は酒井を最終ラインに残しているので最も狙っているのは乾を引き出してからの藤田の脇、丸橋の前ということになるが、逆サイドの山田の背後、奥埜の脇、松田陸の前でも同様に狙っていた。7分に山田が前に出ている状況になると、ショルツからCH脇に降りてきた江坂へ強いクサビのパスを入れている。
まさにこの場所から攻略されたのが10分の浦和の先制点。浦和の左サイドからのボール循環でCBの間に降りた平野がボールを受けるとCH脇、乾の背後に降りてきた関根にパス。そしてターンした関根が一気にスルーパスを送るとそれを江坂が流し込んで浦和が先制に成功する。
浦和の目指すサッカーでは、ボールを動かしながら相手にほとんど身体を当てられることもなく自陣から一気にゴールまで結びつけたこの得点は理想的な形だろう。
この場面では平野が最終ラインに降りているので酒井は大外レーンを前に。なので丸橋は降りて行く関根についていくことができない。
またさらについていくことができない理由はこの得点シーン直前の8分にもあって、その時は関根と小泉がポジションを入れ替えるような形で丸橋の前にボールを受けに来るとそこに食いついた丸橋の背後に関根を走らせるというプレーを見せている。この8分の場面ではボールはつながらずスローインとなったが、このSHの裏、CHの脇、SBの前を浦和が狙う形では常に丸橋には複数の選択肢が突き付けられていた。
こうしてCH脇を狙うのはかつてセレッソもよくやっていた形。丸橋を高い位置に出してCH脇で清武が受けるという形を記憶している人も多いはずだ。
そしてもうここで一気に書いてしまうが、ここを狙ったのはセレッソが最終ラインを常に高く設定しているからでもあるだろう。
セレッソはできるだけ前でボールを奪いたいので全体のラインを高めに設定している。しかしこうしてプレスを外されフリーで前向きの選手を作られるとそれが一気にリスクになる。であればボールホルダーにできるだけ自由にボールを出させないようにしなければならないが、ボールを奪いに行く分どうしても穴ができやすい。実際にACL浦項戦でも札幌戦でも同じように狙われている。
小菊監督も試合後のコメントでDFラインの背後の対応に関してはミーティングで伝えていたとのことだが、現状このライン設定やり方で最終ラインだけのポジショニングやチャレンジアンドカバーだけで対応するのは少し無理があるのが現実である。
後半59分の汰木のゴールはさらに後ろからだが、最終ラインの背後を狙ったもの。
岩波のキックの精度が高かったこともあるが、ボールホルダーに誰もアプローチにいけない状態なのにラインは高い位置をキープ。それでいてチームのベースとしては前から捕まえに行きたいと考えているので人への意識を持っている。なので浦和のポジショニングによってDFラインの各選手間のスペースも広げられていた。
そこへ汰木が2列目から飛び込んでくる。
ハイラインの裏に2列目以降から飛び込んでくる相手を捕まえきれない場面はACL浦項戦の後半に何度もみた形である。
そしてこの場面についてツイッターで「松田陸が髪を触っており集中力を欠いていた」という投稿を見たが、雨の中の試合なので視界の妨げにもなるため髪というか濡れている状態を気にするのは当然だろう。髪を触るとすぐにチャラついてるみたいな捉え方をするむきもあるが、ずっと雨が降っていたのでそういう問題ではない。そして忘れてはいけないのがこの場面が1/1ではない、CBから2列目の選手が背後を狙うのが初めてではないということだ。
浦和が最初に狙ったのが左サイドをワンツーで抜け出し折り返すもそれをセレッソがクリアした後の7分。
ここではショルツから右サイドの関根が瀬古と丸橋の間に抜け出そうとしたところにロングパスを送っている。つまり2失点目のシーンの逆パターン、浦和は最初からこの形を狙っていたことがわかる。そしてこの7分の場面の様にうまく対応できた場面もあったが、それがピッタリとあったのが59分の汰木のゴール。
セレッソにとってはラインを上げることと前から捕まえに行くことがチームのコンセプトなのでそれで起こり得るギャップや問題点は常に起こり得る問題点。先にも書いたように小菊監督のコメントによるとこの部分は認識しているものの、具体的な対応策としては十分では無い。その結果それまで対応できていたが、59分の場面では決壊してしまったというのが現状である。
■セレッソのボール保持
一気に失点を2つとも書いてしまったが、再び前半に戻ってセレッソのボール保持から。
この試合でも立ち上がりはボールを運ぶことに苦労していた。
セレッソは最初の立ち位置こそ松田陸が最終ラインに残る形だったが、すぐにCHがCBの間に降りて松田陸は大外に出て行く形をとる。
こうしたのはACLで松田陸が最終ラインに残る3バックで上手くボールを運ぶことができなかったから。この形だと右の大外にいることになる山田が窮屈にプレーしていたからだろう。
しかしセレッソはこの形ではほぼボールを運べなかった。
その要因となっていたのが浦和の江坂と小泉の守備の1列目によるプレッシング。プレビューでも書いたが、おそらくこの2人による浦和の前線からの守備は今のJリーグで最も精度が高い。
彼らが上手いのは背中で相手を消すこと。アプローチの方向と角度でセレッソのパスコースを消すのが抜群にうまく、彼らは角度の調整、立ち位置の調整をずっと続けている。
もちろん彼らもチャンスとあればボールを奪いにいくが、彼らのプレッシングの主な目的は相手のパスコースを制限してボールが進む方向を制限すること。なのでこの2人にかなりプレスを受けた印象があると思うが、この2人のタックル回数としては江坂が90分、小泉が77分プレーした2人の合計で1回のみ。ちなみに加藤は62分までのプレーで2回タックルしている。
このプレッシングによる効果は後ろの選手がボールを奪いやすくなること。彼ら2人が制限してくれるので後ろは狙いどころがはっきりする。
この試合では前半のファール数が浦和10回、セレッソ2回で浦和の方が圧倒的にファール数が多く、それゆえに試合中は「浦和が荒い」といったツイートも見られたが、そうなっていたのはそのそのセレッソは前線から制限をかけられ、そこしか出すところのない場所へボールを出すしかなく、そこで個人技で解決するしか打開方法がなかったから。3月の湘南戦でも書いたが、セレッソとしてはこうなっている時点で上手くいっていない。
セレッソが立ち位置にこだわる、ポジショナルプレーの考え方を基にするなら尚更で、たとえば浦和の先制点の場面を見ればその差は顕著。あの場面でセレッソは全く制限をかけられていないので身体を当てる隙すら与えてもらっていない。
もちろん絶対に勝てる場所がありそこで勝負するというのもポジショナルプレーの考え方の1つだが、ポジショナルプレーの考え方を元に立ち位置に拘って後ろから繋ぐというということは、制限をかけられ距離を詰められて身体を当てられている時点で立ち位置で優位性を作ることができていないということである。
これは、例えば前線でボールが収まらない、パスミスが多い、出しどころがない、などについても同じで、ボールの受け手や出し手の問題ではなく相手に選択肢を削られているから。なので相手は思い切っていける。逆に言えば先制点の場面を筆頭にCHの脇で受ける選手に丸橋が行けずに中途半端な対応になってしまうのは相手に複数の選択肢を突きつけられているからである。
なので、ACLの解説であった「やる気とか気持ち」の話しではないのと同じ。気持ちや技術的な部分というよりも仕組みの部分の話し。
こういった試合になると「ボールが収まるFWがいない」とか「ボールが収まるFWを獲得しろ」だとかいう声を聞くが、それもほとんどの場合は仕組みの問題である。
飲水タイム以降、セレッソはビルドアップを松田陸が最終ラインに残る形に変える。
そうなると山田が大外になるのでいわば単純に後ろに人数が増えるということでもあり、少しボールを落ち着かせることができるようになる。そしてこの形になれば浦和も2トップが無理にボールにアタックに行くわけではないので、少しづつボールを運ぶ場面も増えていく。
前半のボール支配率は浦和も52%に対してセレッソが48%とあまり差がなかったのだが、この飲水タイム以降の時間帯でセレッソがボールを持つ時間を作ったからだろう。
しかしここからまた別の課題が出てくる。
これもいつも書いていることだが、セレッソはGKを使うことも含めたビルドアップの局面では立ち位置を調整し、スペースを共有しようという意識は感じられるものの(上手くいくかいかないかは別にしてもそういう意識は見られる)、アタッキングサードに入ろうかという場面ではその意識はかなり乏しくなる。(それを指してアタッキングサードではコンビネーション、アイデアに頼るとしている)
なので攻めあぐねる場面が続出。例えばこの試合でもプレーエリア比率を見ると、浦和のアタッキングサードでのプレー比率が20.9%に対してセレッソは22.4%。アタッキングサードでのパス数も浦和の95回に対してセレッソは113回。
セレッソはビルドアップに苦労する時間が長かったにもかかわらず、アタッキングサードで手数をかけていることがわかる。
もちろん浦和が早い時間に先制していた影響もあるのだろうが、つまりは後ろからスペースと時間をボールと共に送ることができていないということ。場所を共有できていなかったということである。
これはカウンターとかそういう話ではなく、例えばこれまでも書いていた坂元にサイドで1対1をやらせる場面もそうだが、最もわかりやすいのは昨季までの2年間でよく見た右サイドを起点にして左サイドにボールを届けた時に一気にチャンスになっているという形だろうか。右から送られていたボールを受けた清武が前向きでボールを運ぶ場面や、ペナルティエリア手前で左SHがフリーになっている場面。アウェイでの浦和戦ということであれば2019年の田中亜土夢のゴールの様な場面がそれにあたるが、こういった形を今のセレッソは全く作れていない。
もちろん小菊監督にも自身の考え方があるだろうし、昨季までのコピーして欲しいとは全く思わないが、今のところそれにかわる何かも見られないというのが現状である。
■怒りの4枚替えも
両チーム共に交代なしで始まった後半は前半の飲水タイム以降同様にセレッソが少しボールを持つ形になるが、キム・ジンヒョンからのパスが乱れ大ピンチに。しかし関根のシュートは枠を外れた。
キム・ジンヒョンについて追記しておくと、多数のビッグセーブはもちろんだが、こうしたミスはあったもののビルドアップの局面では素晴らしいパスを何本も出している。
正確な長いボールを蹴るという部分では浦和のGK西川周作はJリーグでもナンバーワンだと思うが、ビルドアップでの特に間に落とすパスに関してはキム・ジンヒョンがトップだと思っている。ただ、残念なのが今に限らず今年のチームはなかなかそこから先が有効活用できていないことだろう。
そして先にも書いた様に、59分に岩波のフィードから汰木が抜け出し浦和が追加点を決める。
2失点を受けてセレッソは62分に4枚替え、乾、山田、西川潤、加藤に代えて、中島元彦、坂元達裕、アダム・タガート、大久保嘉人を投入。そして浦和も64分に平野に代えて伊藤敦樹を投入する。
セレッソ怒りの4枚替えだが、試合後のコメントにもあるように実際のところは連戦中ということもあってこの前線4枚はそもそも全員入れ替えるプランを持っていた。そのためのベンチメンバー構成だったと思われる。
そしてこの交代でついに中学〜高校の同級生で仲が良い坂元と小泉が同時にピッチに立つことになる。(小泉は選手名鑑で仲のいい選手に坂元の名前を挙げている)
この2人は、坂元が山形、小泉が琉球に所属していた2019年にチームとしては2度の対戦があるものの、第5節の対戦では坂元がスタメンも小泉はベンチ外。第33節では坂元がスタメン、小泉がベンチスタートとなるが、坂元は74分に交代し小泉は83分に投入とすれ違い。(この試合では当時期限付きで移籍で琉球でプレーしていた山田寛人が先発フル出場しゴールも決めている)
そして2020年は坂元がJ1、小泉がJ2で対戦がなく、さらに今年最初の対戦では坂元が負傷で欠場しているので、この試合の62分についにプロ入り後初めて同時にピッチに立つこととなった。2016年10月2日の関東大学サッカーリーグ2部、東洋大学対青山学院大学の試合以来5年ぶりである。
試合に戻ると、セレッソが選手を入れ替えるものの課題は変わらないので試合展開は同じ。
坂元が入ったことで坂元が大外に立ち松田陸がサポートに入るという形にはなるものの、結局はコンビネーション、アイデア頼みは変わらない。失点後から75分のまでの間にセレッソは5本のシュートを放つが、決定機と呼べるものは作れていなかった。
70分に浦和は関根と汰木に代えて大久保智明とキャスパー・ユンカーを投入し江坂を右に出すと、77分には小泉に代えて田中達也を投入し、田中が右サイドに入り江坂はトップ下に。同時にセレッソも77分に奥埜に代えて原川力を投入する。
ここからはセレッソが前がかりになって浦和がカウンターを狙うというシンプルな展開。
大久保、江坂、田中、ユンカーといくつもチャンスを作られたが、キム・ジンヒョンやDFラインの奮闘でなんとかセーブ。
しかしそのまま試合終了となり2-0で浦和レッズの勝利。
セレッソ大阪はリーグ戦連敗、公式戦3連敗を喫することとなった。
■その他
一言でいえば完敗である。
浦和の戦い方は去年までのセレッソの戦い方と考え方自体には近い部分もあるので、その分より今のチームとの差を感じさせられた。もちろんセレッソが連戦だったというコンディション面の問題もあるが、それを抜いたとしても厳しかったと思わされるほどの差があった。
ただ、そこまで落ち込む必要もないだろう。セレッソはつい1ヶ月前まで戦い方云々のレベルではないぐらいのどん底にいたのだ。
リーグ戦連勝、ルヴァンカップ準決勝進出という結果を掴んだ小菊監督就任直後に比べると結果が出ていないが、その時にも書いた様に相手が違う。
今はようやくチームとして取り戻した状態に過ぎないので、ここから積み上げていくしかない。
ただ、プレッシングやビルドアップ、そしてアタッキングサードで抱える構造的な問題点への対応に関しては少し気になっている。
もちろん就任後連戦続きで落とし込む時間が無いのは十分理解できる。結果に関してはしょうがないと思っている。
しかしここ数試合は、抱えている問題、起こり得る問題に対して、チームとしてどう対応しようとしているのか、チームとしてどう向き合おうとしているのが残念ながら僕にはまだよくわからない。
もちろん最大の目標は勝利であり、そのために上手く出来たかどうかが最も重要なのだが、個人的には何をやろうとしているのか、どうしようとしているのかを見たい。
中2日、中3日でとにかく試合が続くので選手、監督、コーチングスタッフも大変だとは思うが、少しづつでもこういう部分が見えたらなあとは思っている。
お疲れ様です。
返信削除つい1ヶ月前まで戦い方云々のレベルではないぐらいのどん底にいたのだ。
オブラートに包まず言うてまいましたね笑
ビルドアップ時の立ち位置にしても、ハイライン設定の良し悪しにしても、意図があればいいんですが、ぼんやりした意図か、それすら無いかのような感じで、"意図を成立させるための継続"ではなく"ただ継続しているだけ"になっていないかは心配です。
ゴール前に関してもどのエリアをどう攻略したいのか、浦和のようにスカウティングを元にやるのは難しいにしてもノーアイデアでは流石に厳しいかと。
選手個々の能力の問題では無いですよね。
今のサッカーは監督に前線にまず収めるサッカーをし周りを使いたいという明確な意図があるものでもないので、そのために加藤が収まらないから収まる選手を取れ、というわけでは無いし、かといって例えば加藤が万能型ボックスストライカーで、ワンタッチゴールが得意だが、人を背負うのは苦手なのでそうならないような形で加藤につなぐ形を作る、といった人ベースでも戦術ベースでも無いですから。
ただ、どちらか、もしくは違う形であれ来季に繋がるものがないのであれば小菊さんが来季泥沼に陥ってから解任するよりは残留の立役者として綺麗に交代してもらう方がいいかと思います。
松田陸の髪の毛の件は初めて知りましたがS本の例があるのでうまくいかない時に選手に八つ当たりされるのはよろしく無い傾向ですね。
現状はメンタリティの問題では無いし、元々普段そんなにチャラついてる選手では無いですし。プレー面でも彼のクレバーさとカバーが無いともっと決壊してもおかしく無いぐらい貢献してます。
インスタでも見ましたが、攻撃面が物足りない現状に"伝統ある攻撃サッカーに戻れ"みたいなコメントを見ましたが、サポーターの意識ももっとリアリズムで勝利を求めるために何が必要かなぜ出来ないかみたいなところに重きを置いて、容易にメンタリティのせいにしないぐらい分析できるようにならんとこういう意見は尽きないんでしょうかね。
プレッシングが甘すぎるんですよね
返信削除対全盛期のバルセロナであっても10人で隙無く一気に寄せてけばボールは回収できるはずです
それができるベテランを取ったのですから臆することなく前に重心を掛けて奪いに行くべきです
戸田さんは最終ラインとボランチの間が空き過ぎていると指摘していましたね
お疲れ様です。
返信削除何時ものように12時に更新が無かったので気になっていましたw
今回のブログは珍しく感情が入った内容に見えました。
普段はサポのTwitterのコメントに触れることも少ないですし、書き方も一歩踏み込んだ感じで、個人的にいつもより楽しく見させてもらいましたw
書かれてるように、私も選手云々とかでなく構造的なものと戦術的な欠点を突かれた形だと思っていますし、気になる部分もここ数試合同じ形でやられてる所です。
連戦で微調整しか出来ないとしても、あまりにも同じ試合展開なので、逆に意図的にやってるのかと思えば、試合後のコメント見る限り違うようだし・・・
とにかく、連戦明けに試合期間が元に戻ったら、目に見えるレベルで変化があると期待しています。
今はそれだけが希望。
初めての書き込み失礼します。(浦和サポ)
返信削除この試合はスタジアムのメインから観戦してました。
前半の早いうちからセレッソさんの狙いを考察しながら見ていました。
細かい戦術論については、素人で分かりません。
浦和サポが何故「セレッソさんの狙い」を考えながら見ていたかというと
セレッソさんの立ち位置が442と何かで見ていましたが、現場で見ていると424となっていてビックリしたからです。
中盤が2枚の状態では、中盤2枚の両サイドが使われ放題になってしまうのでは、と思ったからです。
何故、この形なんだろうという素朴な疑問から浦和サポでありながら、自分が応援するチームよりセレッソさんの戦い方を見ていました。
最初この形を見た時は攻撃時は244で守備時が442に変形し、両サイド(サイドハーフとサイドバック)の上下動で
常に中盤を優位な形にしつつ、攻撃、守備の厚みを担保することと連戦中を考慮した、省エネで最大限の効果を発揮するやり方なのではと考えました。
実際には、連戦中の影響なのかトップの4枚は、攻撃時も守備時も4枚のままで、中盤の2枚が大変そうでした。
もう一つ気になったのは、攻撃時(浦和を押し込んだ状態)は424がコンパクトになっていますが、
攻撃から守備時の切り替え時、ディフェンスの4枚は素早く戻るのに中盤は少しゆっくり、トップはゆっくり戻っていたので、
いわゆる間延び状態が発生していました。(連戦の影響ですかね)
途中から、トップのサイドの1枚もしくは、ディフェンスの1枚が立ち位置を少し上げ下げし、
中盤を3枚にすることで434もしくは334にしたことで浦和の繋ぎが窮屈になった印象を受けました。
※4枚交代で上記が顕著になった気がします。
正直424って考えようによっては面白そうですね。
トップ、ディフェンスの4枚の1枚が中盤をフォローできれば、状況に応じて433や334が素早く完成するので、攻撃から守備、守備から攻撃の
切り替えが早く、相手はいやそうですね。
いやー浦和サポ歴(20年ぐらい)長いですが、初めて現場で相手側中心に試合を見てしまいました。
家に帰ってからDAZNで、浦和目線で試合を見直す事に(笑)
制限が解除したら一度「ヨドコウ桜スタジアム」にお邪魔したいと思います。(ヤンマースタジアム長居お邪魔済みです)
長文失礼しました。