2021年3月5日金曜日

3/3 明治安田生命J1リーグ第11節 VS. 川崎フロンターレ @ 等々力陸上競技場


スタジアム等々力陸上競技場主審佐藤 隆治
入場者数4,756人副審山内 宏志、木川田 博信
天候 / 気温 / 湿度晴 / 9.5℃ / 36%第4の審判員先立 圭吾
VAR今村 義朗
AVAR聳城 巧

川崎フロンターレ川崎F

 

セレッソ大阪C大阪

 
  • 監督
  • 鬼木 達
 
  • 監督
  • レヴィー クルピ

新型コロナウイルス感染予防対策のため、制限付き

(入場者数上限「5000人以下」又は収容率「50%以下」)での試合開催

<監督コメント>


<選手コメント>


AFCチャンピオンズリーグに参加する関係で他のチームがYBCルヴァンカップグループステージを戦う日程で前倒しで行われた明治安田生命J1リーグ第11節川崎フロンターレ対セレッソ大阪の一戦は、大久保嘉人の2ゴールでセレッソ大阪が先手をとる展開となるも3-2で逆転負け。今季初黒星を喫した。

■メンバー

川崎フロンターレのスターティングメンバーは開幕戦と全く同じ11人。今節はミッドウィーク開催とはいえ川崎Fは開幕戦を金曜日に戦っており中4日。特に疲労を考慮する必要もなく、それ以上にジョアン・シミッチをチームに組み込むところを優先したのだろう。
ベンチメンバーは開幕戦から1人入れ替え。知念慶が外れ塚川孝輝が入った。とはいえ塚川は開幕直前のゼロックススーパーカップで試合中に脳震盪の症状が出たため、復帰プログラムにより開幕戦ではベンチ入りできなかったという状態なので入れ替わったというよりも戻ったという方が正しいか。なので今節のベンチ入りを含めた18人はゼロックススーパーカップと全く同じメンバーとなる。

一方セレッソ大阪のスターティングメンバーは前節より2人入れ替え。奥埜博亮、豊川雄太が外れ藤田直之、高木俊幸が入った。試合後のコメントによると2人は開幕戦で負傷があったらしくベンチ外。そして藤田、高木はどちらもキャンプの練習試合で何度も先発起用されていた選手なので、彼らもスタメン組の一員だと思われる。
またベンチメンバーは上記2人に加え中島元彦も外れたので、西川潤、松本泰志、松田力が今季初のベンチ入り。3人共に日曜日の練習試合に出場しているのでパフォーマンスが良かったのだろう。また中島も日曜日の練習試合にプレーしているが、ベンチ外となった理由は明かされていない。

■考えられる最高の立ち上がり

開幕戦では全くボールを運べなかった立ち上がり。押し込まれてしまうとかなり難しくなる川崎F相手にどう戦うかというのがこの試合最初のポイントだった。
そこでセレッソが行ったのはとにかく相手DFラインの背後に長いボールを蹴り込むこと。キックオフから瀬古がロングボールを蹴り、跳ね返ってきたボールも藤田はワンタッチで縦に。そして坂元が落としたボールは松田陸が一気にDFラインの背後に蹴り込んだ。
開幕戦では昨季の様に後ろから繋いで運びたいが運べないという状態だったので、クルピがそこに自分のやり方で修正を加えたという形なのだろう。
ただ、速く運んだボールは速く帰ってくるというのはサッカーの常。1分経たない間にCKを奪われている。

そんな立ち上がりからボールが行ったり来たりする試合展開の中、試合が動いたのはいきなりの5分。
松田陸と坂元で挟み込み三笘からボールを奪うと、右サイドの大外レーンを坂元がドリブルで縦に運びそこから1つ内側のレーンにいる大久保に戻す。そこでボールを受けた大久保は右足を一閃。GKチョン・ソンリョンの頭上を超えたボールはポストの内側を叩きゴールイン。
衝撃のゴールでセレッソが先制する。
試合後に本人が語っている様に、時間が早かったので思い切って「とりあえず枠内に打とう」という感じだったのだろうが、おそらく坂元からのボールを受けた時にイメージ通りのコントロールはできなかったんじゃないかと思う。ミスという程では、足元に入り過ぎてしまって次のプレーに移るには2タッチ目が必要だった。なのでシュートという決断につながったんじゃないかと思う。コントロールがパーフェクトだったら清武も高木もいたので他の選択肢もあったと思う。
しかしここで思い切ってシュートを狙う決断は見事。そしてそれを枠内に持っていくという技術も見事。素晴らしいゴールだった。

セレッソがこの試合でやろうとしていたプランを踏まえると、立ち上がりに先制パンチに成功するというのは考えられる展開の中でも最高の立ち上がりだった。

■セレッソの守り方とやられたくない形

しかしそのわずか2分後の7分(DAZNの時計表示では4分19秒から5分59秒だったので1分40秒後)、川崎Fは山根からのクロスをレアンドロ・ダミアンがボレーで合わせゴール。同点に追いつかれる。こちらも見事なゴールだった。

この失点についてTwitterで瀬古の対応が軽かったや、西尾がマークを外してしまったなど色々なコメントを見かけたので、少し掘り下げてみたい。
なのでまず、セレッソがこの試合で見せた守り方について。

セレッソの守り方は4-4-2のブロックを作って中を閉めるというやり方。コンパクトな布陣は徹底されており、DFラインの上げ下げも慎重にかつ頻繁に行われていた。この形で2トップでアンカーを挟みながらCBに対してFWがアプローチをかけボールを外に外へと誘導する。

そして外に出されたボールは一気にスライドし嵌め込みにかかる。
前半の川崎Fの攻撃は左サイドからというのがほとんどだったが、そうなったのは左サイドでは三笘が大外にポジションを取るのに対して、右サイドでは家長が中に入ってその外側を山根が上がってくるという構造になっているから。セレッソのブロックが中を閉めているので内側に入った家長にほとんどボールが渡らなかったからだろう。
そして三笘にボールが入った時は坂元がプレスバックして松田と2人で挟み込むような形で対応。先制点の場面もその形でボールを奪ってというものだったが、これはかなり徹底されていた。
こういった守備は以前のクルピ時代にはなかなかできなかったが、「中を閉めましょう」といってパッとできるのは昨季までの遺産と言えるだろう。それぞれの選手たちに身についている部分である。

しかし世の中には完璧な守り方なんてものはない。なので当然ながら4-4-2にも弱点はある。セレッソが使った4-4-2での守備において、泣きどころというか嫌な場所となるのがSBとCBの間とCBの前。5レーンやハーフスペースといった言葉が生まれたのもCBとSBの間が4バックにとって非常に守りにくい場所の1つであり、攻撃側がチャンスを作りやすい場所だから。そしてここを深い位置まで取られるとCBはそこにラインを合わせざるをえず、CBの前のスペースはどうしても手薄になるのだ。

しかし一昨季および昨季途中まではこの4-4-2でセレッソはリーグ屈指とも言える守備組織を構築することができていた。
それができていたのはこの2つCBとSBの間、およびCBの前をどうカバーするのかが徹底されていたから。


一昨季、昨季で何度も書いてきたが、SBが外に引き出されSBとCBの間が開いたときは、ボールサイドのCHがSBとCBの間に入り、もう1人のCHがCBの前を埋める。
この形の徹底が失点数を大きく減らした要因の1つで、特にクロスからの失点は2019年が3(リーグ最少)、2020年が5(リーグ2位)と、リーグ平均の9.4失点(2019年、2020年ともにほぼ同じ数字)を大きく下回る結果を残している。

それを踏まえて今回の失点の場面。山根のクロスからレアンドロ・ダミアンに決められた。

そして失点場面を見ると脇坂から山根に渡った時にCBとSBの間にはスペースがあり、CBの前にもスペースがある。
そこに少し戻ってくる形で入ってきたレアンドロ・ダミアンにボレーで決められた。
瀬古と西尾のCBは山根のクロスの時点でオフサイドラインはボールの位置なので最終ラインはそこに合わせざるを得ない。そこに合わせなければDFラインとGKとの間に入る速いボールの餌食となる。なので瀬古がレアンドロ・ダミアンのシュートに対応するのは不可能に近く、横から入ってくるボールなので西尾がついていくのもかなり難易度が高い。
なので昨季のルールで行けばCHが戻って埋められなかったということになる。

ではなぜCHは埋められなかったのか。4-4-2にセットするとことでは昨季までのルールに近い形をとれたにもかかわらず、ここでのCHのカバーはできなかった。このCHのカバーは試合を通じて常にできていなかった訳でもなくできていることもあったのに、ここではできなかったのだ。

できなかった理由はその前の川崎Fのボール回しにある。

この場面、脇坂から山根にボールが入る前、この攻撃のスタート地点は左SBにいる旗手だった。旗手と左IHの田中がパス交換し、さらに旗手は谷口とパス交換。そして旗手が坂元をドリブルで外したというところから始まっている。そこから脇坂、家長とボールが渡って右サイドへ。
この展開で右サイドへとボールを動かしながらセレッソのCH2枚の後ろにボールを運ばれることに。なので右サイドにボールが渡った時にはCHは正しいポジションを取れていない状態。だからこそCHの2人はポジションに入れなかったのである。

4-4-2でこの守り方をするにあたっては逆サイドから斜めに横断されるというのは最も避けなければいけない形。昨季、一昨季と4-4-2で守備ブロックを作って守るにあたり最も重要視されていたのはこの斜めの横断をさせないことだった。
そこを守るために2トップのプレスバックは徹底され、2人のCHと協力して4人で止めにかかる。昨季対戦相手の形ややり方によってどうするかという準備が最もされていたのはこの部分だった。
そして昨季の終盤にレアンドロ・デサバトが負傷離脱したことで奥埜がCHに入り2トップのプレスバックの精度が落ちてしまったことで最終ラインを5枚に変更。そのきっかけとなった広島戦の前半、斜めに横断されてしまうシーンが多かったことを覚えている方も多いのではないだろうか。

■追加点

得点後即同点に追いつかれはしたものの、全般的に見れば中を閉める守備ブロックはかなり機能していた。
以降はSBからライン間に斜めに入ってくるボールに対しても藤田、原川の2人がガツガツ潰しに行くことができていた。
また川崎Fはアンカーのシミッチががなかなか自由にならないのでIHが落ちてきてビルドアップの出口になる場面が増えてくるが、ブロックの外まで落ちていって場合はついていかない。IHが落ちてボールを運んだとしてもサイドへの誘導ができ、さらにサイドチェンジをされなければ、川崎Fが得意とするWGにボールが入った時にハーフスペースをIHが飛び出すという形を作りにくくなる。
先にも書いたが、前半の川崎Fは左サイドに偏重しており、ということは三笘がボールを持つ機会が増えるということだが、そこで坂元と松田陸が思い切って行くことができ、そこまで大きな仕事をさせなかったのはこれが要因だろう。

しかし一方でボール保持についてはかなり厳しかった。
試合後の大久保のコメントで「最初のプランとしては、自分たちもボールを持ちながら・・・」と語っているが、ボール保持の形は全く作れなかった。
なので前半のパス数はわずか167本。川崎Fは411本。昨季のリーグ平均が506.8本/試合。なので前半ということで単純に半分に割っても250本以上。この試合での少なさがわかるだろう。ちなみに前半、そして試合合計の両方ともに退場者を出した開幕戦の柏のパス数よりも少ない。
そして167本のうち1/4近い39本がロングボール。長いボールで前につける形が多様されていたことがわかる。
CBが2人共長いボールを蹴ることができるからというのもあるが、ビルドアップとしては「とりあえず浮いてるSBに出して」か、「CBから蹴ってしまう」かのほぼ2択。清武か藤田がうまく絡めばボールを落ち着けることはでき、また特に藤田は攻撃のスピードをコントロールしようとはしていたものの、ボール保持に関するチームとしての意図や形がなかなか見えにくいといったところだった。

しかし次の得点を奪ったのはセレッソ。
起点となったのは西尾から藤田への縦パス。

CBと原川が絡んだパス回しで原川が西尾に出したところに三笘が安易に食いついたので西尾は落ち着いてワンタッチで川崎F4-3-3の守備ブロックの1列目と2列目の間に立つ藤田へパス。間でフリーの藤田にボールが入ったことで脇坂はそちらに意識がいき、その結果背後に坂元に入られることに。そこに藤田からパスが入りドリブルを始め、最終的にはハンドでセレッソがFKを獲得する。
安易に食いつくと相手の攻撃を早めてしまうという典型的な形である。

そしてこのFKは高木が狙うが跳ね返される。
しかしそのセカンドボールを松田陸が拾うと三笘の緩慢な対応もあって縦に突破。GKとCBの頭を越えるクロスに入ってきたのはジェジエウの背中に入って相手のマークをうまく外した大久保。左足のシュートがゴールネットに吸い込まれ1-2とセレッソが再びリードを奪った。

セレッソが2点目を奪った直後に飲水タイム。
ハーフタイムコメントでクルピ監督は「カウンターを狙おう」と言っているのだが、おそらくこの飲水タイムのタイミングでもその指示をしていたんじゃないかと思う。
それまで4-4-2のブロックをセットした時点で2列目の4人は前への意識も強かったが、ここから少しポジションを下げたように見えた。
川崎Fのボール保持を4-4の前でさせて、そこで引っ掛けてカウンターを狙おうという思惑だったのではないかと思う。

一方でそうなると川崎Fはボールを持ちやすくなる。相変わらずアンカーはセレッソの2トップが挟み込んでいるが、落ちていきたIHをビルドアップの出口にしてボールを運んでいく。
しかしセレッソの中を閉める4-4-2はよく守れていたと思う。前半は1-2とセレッソリードで折り返すことに成功する。

■サイドチェンジからハーフスペースを狙う川崎F

両チーム交代なしで後半開始。セレッソはどこまでリードした時間を続けられるかというところだったが開始早々の47分に山根のクロスをレアンドロ・ダミアンが頭で合わせてゴール。すぐに同点に追いつかれてしまう。

この場面で起点となったのは谷口のサイドチェンジ。前半は1本ぐらいしかなかったが、後半は多用してきた。
このあたりはセレッソが少しラインを下げてカウンターを狙ってきたことが要因かもしれない。谷口はサイドチェンジを蹴れる時間もスペースも十分得られるようになったからだ。
そしてこのサイドチェンジを受けたのは家長。これで丸橋を引き出すと瀬古との間に山根が飛び込んでくる。しかしここは高木がなんとかカバーしたので家長は山根に直接出せなかった。
しかしそこでさらにハーフスペースに飛び込んできたのがIHの脇坂。なので家長は脇坂にパス。そこに高木が慌てて寄せるも脇坂はワンタッチで山根へ。ハーフスペースの深い位置を取られてしまい、そのクロスをレアンドロ・ダミアン。
この場面では藤田もしっかりCB前に帰っていたが、ハーフスペースの深い位置をここまで取られてしまうとカバーするのは流石に難しい。
そしてこの川崎Fの崩しで特筆すべきはハーフスペースに入ってくる選手が2人いること。SBとIHが時間差で襲ってくる。
これがめちゃくちゃ厄介。最初にハーフスペースを埋めたところで後ろから出て来られるとそこに対応せざるをえず、そうなるとこの失点シーンのように背後を取られる。
川崎Fが押し込んだ状態で崩し切る秘密はここにあるのだろう。

■ジリジリと厳しくなる

同点に追いつかれてからは川崎Fが押し込む時間がかなり長くなる。
セレッソはボールを奪い返してもボールを保持する仕組みがないので個人技だのみ。
53分に坂元の、55分に清武の個人技でなんとかカウンターの形を作っているが、難しい時間帯だった。

そして58分に高木に代えて西川潤を投入。そのまま左サイドのポジションに入る。
おそらくこれは全くボールを持てないのでキープ力のある西川ということだったかと思う。

そんな中,
59分にカウンターで丸橋のクロスに清武がヘディングで合わそうかという場面、61分には西川の折り返しに大久保が飛び込もうかという場面を立て続けに作る。
というか試合が少しオープンになる。
去年から、そして開幕戦でもそうだったが、川崎Fの試合を見ているとなぜか後半途中に突然オープンな展開になることが多い。
ただ・・・こうなった直後によく訪れるのが川崎Fの得点。
その通り62分に三笘がエラシコからレアンドロ・ダミアンとのワンツーでペナルティエリア内に侵入しそのままゴールに流し込むという超弩級の個人技を爆発させた。
三笘に対応した坂元と松田陸のポジショニング、そしてレアンドロ・ダミアンに完全に背負われてしまった西尾とここだけ見ればポイントは色々あるが、ここまでの流れを考えるともうしょうがないとしか言いようがない。

で、さっきのオープンな展開だが、川崎Fは攻めあぐねている時、追加点を取りたい時にわざとオープンにしてるんじゃないかと疑っている。
パンチ力なら絶対に上回っている自信がある。なのでノーガードで叩きあおうぜと誘っているんじゃないか疑惑。相手にパンチを出させるためにガードを下げてるんじゃないか疑惑である。

逆転に成功した川崎Fは直後の64分にシミッチに代えてそのままのポジションに塚川孝輝を投入。
この試合初めてのビハインドとなったセレッソは68分に藤田に代えて加藤陸次樹を投入。清武をCHに下げて加藤と大久保の2トップにする。

川崎Fがオープンにしてくれている分、この時間帯はセレッソも何度か攻め込むことができ、71分には加藤が落としたボールを大久保が鋭いシュートを放ち川崎Fゴールに迫るもチョン・ソンリョンがセーブする。

しかし徐々にセレッソは前に出られなくなり攻め込む場面も減少。清武がCHに入るというのは攻撃的な采配なのかどうかは知らないが、野球でも4番バッターばかり並べたところで得点力は上がらないのと同じように効果はほとんどなし。

79分に川崎Fは脇坂に代わって橘田健人を投入。
85分にセレッソは大久保に代えて松田力を投入しこの試合でセレッソデビューおよび双子の兄弟初同時起用。
最後90分には川崎Fが家長、三笘、レアンドロ・ダミアンの3人に代えて遠野大弥、長谷川竜也、小林悠を投入し3トップを総入れ替え。

橘田投入直後には坂元が得意の大外レーンからのドリブルでペナルティエリア内に侵入する場面を作ったり、直前の家長のオフサイドで取り消しとなったが三笘がタイミングを見計ったシュートでゴールネットを揺らす場面。さらにはジェジエウのびっくりするようなパスミスで加藤がシュートを放つ場面もあったがそのまま試合終了。
3-2で川崎フロンターレに逆転負けを喫した。

■その他

最高の立ち上がり、同点に追いつかれてからも再び大久保のゴールでリードするというセレッソにとっては願ってもない展開だったが最後は力負け。前半をリードして折り返し、スコアも1点差。惜しかった、勝ち点1は欲しかったとも言えるが、勝ち点1をも取れるための道筋はこちらがとにかく頑張って、相手が外し続けるか以外あまり見えなかった。なのでこの試合をどう見るかは意見が分かれるんじゃないだろうか。

中継ではどんどん前にボールをつけることで「攻撃的」というワードが何度も出ていた。
前方パス比率が43.9%もあったので積極的で良かった、アグレッシブな姿勢を見せたという意味での「攻撃的」ということなのだろう(川崎Fの前方パス比率は28.2%)。
しかしほとんどパスはつなげずパス数はわずか331本で成功率は75.2%。ボール保持率35%。30mライン侵入回数も23回。
ちなみに5-2で敗れた昨年の等々力陸上競技場での試合はパス数481本、成功率84.0%、ボール保持率47.8%、30mライン侵入回数40回。ほぼ全てのスタッツは昨季の試合よりも低くなっている。5-2から3-2という事でスコア差は縮まったが、力の差は開いたと感じさせる内容ではあった。途中にも書いたが、ボールを持ちたいという狙いはあったのだろうがその手段は見えず。なので時間の経過とともにジリジリと、そしてどんどん厳しくなっていった。
もちろん新しいチームになってまだ2試合目。理想ややりたい事は別にあって、この早い段階で王者と対戦するにあたってまずは現時点で出来ることを徹底する、テクニックのある選手が頑張るという形で挑んだという面もあっただろうが。

もしかしたらチームに山口蛍が3人ぐらいいたら解決したかもしれないけど。


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