2020年9月5日土曜日

明治安田生命J1リーグ 第14節 vs. 浦和レッズ プレビュー

2020年9月5日 19時00分:ヤンマースタジアム長居


予想スタメン
ルヴァンカップ敗退から中2日で迎える明治安田生命J1リーグ 第14節。セレッソ大阪は本拠地ヤンマースタジアム長居で浦和レッズと対戦する。



■今季の浦和レッズ

7勝2分4敗で勝ち点23、5位につける浦和レッズ。そんな浦和とはちょうど1ヶ月前の8月5日、ルヴァンカップのグループリーグで対戦している。
セレッソのメンバーは松田と藤田が休養。清武、奥埜、ヨニッチがベンチスタート(ヨニッチは木本が負傷したことで5分に交代出場)。浦和は西川周作、橋岡、トーマス・デン、山中、槙野、興梠がベンチ外となっていた。
試合展開を簡単に振り返ると、セレッソは浦和のプレッシングにかなり苦しんだ。
レオナルド、武藤の2トップに加えエヴェルトンも出てくるプレッシングに対して、松田、藤田を欠くセレッソはなかなかボールを運べず。チャレンジ気味に前に蹴ったボールは柴戸に中盤でことごとく拾われた。
しかしそれほど決定的なピンチといえる場面はつくられなかった。
セレッソ陣内で浦和がボールを持つ時間は長いものの浦和の攻撃にディフェンスをずらす様な形はあまりなく、シュートは数多く放ったがそのほとんどが前にセレッソのDFが立つことができていたからだった。
そんな展開が続く中でゴールを奪ったのがセレッソ。後半の給水タイム以降はセレッソもスムーズにボールを運べるようになり、相手をずらしていく形で清武、西川潤とボールをつなぎ最後は豊川が決め1-0でセレッソの勝利となった。

この試合の後から1ヶ月の浦和は、直後の名古屋戦こそ大敗したが第10節からの4試合で3勝1敗。広島、G大阪、大分に勝利している。
勝ち点獲得のペースを上げた理由はもちろん「点が取れていて失点が減っている」ことなのだが、例えば前回の対戦時に見えなかった「相手ディフェンスをずらすような攻撃の形」が見られるようになったというわけではない。
ただし浦和の前線にはレオナルドと興梠という突出したストライカーがいる。
なので彼らに何度チャレンジさせることができるか。その中で彼らがいかにクオリティを発揮できるか。そういった形で攻撃が組み立てられているような印象を受ける。
チームの理想としてはもう少し立ち位置にこだわった、ポジショナル志向の戦い方に持っていきたいんだろう。
しかし、ルヴァンカップ対戦時に大槻監督が「あと2m運べ」や「もう1m左に」といった様に選手個々に対してかなり細かい指示をいちいちずっと出していたことからみても、おそらく戦い方の原理原則みたいなものをチームに落とし込むというところまでは出来ていないんだと思う。
しかしそんな中でも勝ち点は重ねなければいけない。さらに今季は過密日程。なので試合の中で数を重ねることで解決・改善しようとしているのではないかと思われる。

そして守備面では、かなり割り切って守りを固めるという場面も見られる。
基本的には4-4-2でブロックを作って逆サイドの大外は捨て、サイドチェンジに対してはスライドするという形で守っているのだが、そもそも最初に誘導するのも、そしてサイドではめ込むのもそこまで上手くいっているわけではないので、相手が両サイドの大外を使ってくると不安定になる場面もみられる。
前節対戦した大分なんかはまさに両サイドの大外を使うチームで、実際に不安定な場面もあったのだが、2-1と逆転してからの終盤はなりふり構わず6バックの様な形にして守りきった。
こういった割り切りが出来ているのも勝ち点獲得のペースを上げた要因の1つではないかと思われる。

こうした戦い方を踏まえて、浦和のキーマンはもちろんレオナルドと興梠の2トップ。彼らのクオリティが浦和の最大の武器である。興梠はまだ負傷から戻ってきたばかりで現時点では良い状態でプレー出来ているとまではいかないが、調子を上げてくるとより驚異になるだろう。
ただ、もしかすると浦和にとって彼ら以上に重要なのが2トップにクオリティを発揮させる手助けをしている選手なのかもしれない。そこで重要な役割を担っているのが右サイドでプレーする長澤とCHの柴戸、エヴェルトン、青木。
この4人(同時にプレーするのは3人)は攻守において常に強度が高く、攻守の切り替えの局面でチームを支えており、彼らこそが浦和をの心臓ともいえる。

■プレビュー

セレッソ大阪の予想スタメンだが、ミッドウィークのルヴァンカップから中2日という厳しい日程となるものの、ルヴァンカップでは主力メンバーについてはプレー時間を調整しながら戦っていた。
ということで現在のベストメンバーともいえる選手が並ぶだろう。
ただし前日のロティーナ監督のコメントによるとデサバトが筋肉系のトラブルでこの試合には間に合わなさそう。となると奥埜を下げるか、木本を入れるかという2択になるのだが、同時に喜田のメンバー入りも話していることからすると、木本の起用が濃厚か。奥埜であればベンチに木本が残せるのでCHの枚数を増やす必要は無い。
布陣に関してはルヴァンでチャレンジした4-3-3ではなくいつもの4-4-2で行くだろう。
浦和は4-4-2なのでかみ合わせ的にも4-3-3は面白いが、上手くいかずに敗れた次の試合ということを考えると「いつもの形」に戻すのではないだろうか。

一方の浦和レッズの予想スタメンだが、こちらはルヴァンカップがなかったので前節同様に1週間あいての試合となる。となるとおそらく前節のスタメンがベース。前後に1週間という期間がある中で先発出場し勝ち点3を獲得した前節の先発メンバーは大槻監督の信頼も厚いはずだ。

試合のポイントとしては、まずルヴァンカップ対戦時に上手くいかなかったビルドアップでセレッソが優位性を作ることができるかどうか。
デサバトはいないが松田と藤田はおそらく出場する。彼らがいる状況でどれだけできるかに注目したい。
そして次に浦和のCHの前後でポイントを作ることができるか。横からの斜めのボールで清武、坂元がCHの裏でボールを受けることができるかどうか。立ち位置を上手くつかってここで彼らが前向きにボールを受けることができれば一気に得点への期待感が高まる。

アタッキングサードでは、サイドチェンジからのクロスでファーサイドに飛び込んでくる形はおそらくチャンスになる。
今季を占う上で重要となりそうな9連戦。けが人も抱える厳しい状況だが、リーグ戦では確実に勝ち点3を奪いたい。


3 件のコメント :

  1. 先制点はまさに「サイドチェンジからのクロスでファーサイド」でしたね!ご慧眼に感服いたしました。

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    1. コメントありがとうございます。
      一応レビューの方になぜそう書いたかをにも触れました。
      意外と?適当に書いたわけじゃないです(笑)

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    2. いやぁ、本当にいつも勉強になります。
      なかなか相手について調べるところまで行けていないのですが、Akiさんのおかげでセレッソがやりたい、やろうとしているサッカーについては理解できてきたように思います。
      これからもよろしくお願いします。

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